義母と、違和感と、同級生と-7
「ふっ、はっ!」
謙吉が激しく動くたびに、形のいい亜矢の両乳がぶるぶると揺れる。
「あ、あっ、うっ、うんっ、ああぁっ!」
初めて聞く義母の甲高い嬌声が、開け放たれた襖の奥から貴洋の耳をついた。
(か、母さんが……あの母さんが……あんな、声を……)
悪いとか逃げようとか、そんな感覚は微塵もなかった。貴洋はさらに意識を集中させると、
亜矢と謙吉の濃密な交わりを貪るように両の眼に焼きつけていく。
しばらく、激しい抽送が続いた後。
「うっ! うぁっ!」
「あ、あああっ! ああああぁっ!」
不意に謙吉の動きが止まり、亜矢の身体が二度ほど大きく震えた。
「ふうっ、と」
謙吉が深く息を吐いて、古びた畳の上に仰向けで転がる。
「ん……」
亜矢も横になって謙吉の下半身にしなだれかかると、待ち構えていたようにその一物に舌を
這わせ、口に含んだ。
「な、何だよ、それ……」
当然のように同級生への奉仕を続ける義母の姿に、貴洋はまたも愕然とする。
悪い夢でも見ている気分だが、これはまぎれもなく、現実。
「ありがとう、亜矢さん」
呆然と宙を彷徨う貴洋の目線を、謙吉の声が引き戻した。
見ると、白濁と淫水にまみれた肉棒の掃除はもう終わっている。
挿入こそしていないが、謙吉は亜矢を身体の上に乗せ、全身をぴったり密着させながら艶の
ある黒髪やふくよかな胸、そして張りのある肉厚な尻への愛撫を丹念に続けていた。
「それにしても、亜矢さんって結構健気なタイプだよね」
「そ、そう?」
謙吉の言葉に、亜矢が戸惑いながら聞き返す。
「うん。二日にいっぺんはご飯を作りに来てくれて、味噌汁も僕の好きな味に変えてくれて。
髪型だって僕の好みに合わせてくれたし、今も、ほら。ほんと、尽くす女って感じがする」
亜矢が舌で綺麗にした一物を指差しながら、謙吉がにっこりと笑った。