投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

二人の外道
【鬼畜 官能小説】

二人の外道の最初へ 二人の外道 56 二人の外道 58 二人の外道の最後へ

B:5-4

 そのあともBはしばらくバイブで亜里沙を弄んでいた。亜里沙の絶頂回数は七回を数え、ようやくBが飽きたころには、彼女の意識は朦朧として荒い息をしている。シーツのほぼ全域に放出した潮が行きわたり、マットレスを押すと、水分が浸み出てくるほどになっていた。
 仰向けでぐったりしている亜里沙の股が再び開かれる。その間にはBが、出来上がった自らのイチモツにゴムを被せて、しゃがんでいる。
「ん……ぁ、はぁあ……」
 ゆっくりとBの身体は前進し、尖った先端は亜里沙の割れ目をズブズブと貫いていった。小さな声が漏れた。僅かに太腿の筋肉が強張り、皮膚に筋を浮かばせる。無意識に両手はシーツを掴み、快感に耐える。
 Bの身体が前後するたびに、その目前に横たえている亜里沙の身体も前後に揺さぶられる。一拍遅れてやってくる下腹部への衝撃。
「起き上れ、今度はお前が上だ」
 二の腕を引かれ、起こされる。今度は彼がベッドの上に仰向けになり、亜里沙がその上に乗って腰を前後に振る。
 彼は騎乗位が好きなようで、行為を行うときは常に騎乗位をさせられた。亜里沙の方にしても、一時的にとはいえ自らがある程度の主導権を握ることができたため、気持ちとして楽ではあった。
 双球の頂点を貫く金属の輪。それは身体が上下左右と揺れる動きに追従して時に眩く、時に鈍く、輝く。Bは乳首のピアスに人差指をそれぞれ引っ掛けると、自分の方に向けて引っ張った。
「いたっ!」
「こっちに来い。そのまま倒れて、首に手を回せ」
 亜里沙は言われた通りに、Bの厚い胸板に倒れて抱き付いた。首に手を回す時、彼は少し首を上げて回しやすくしてくれた。
「腰は振っておけ。アナル弄ってやる」
 Bの手が、菊門に伸ばされた。周りを指の腹でゆっくりとなぞられる。
「ひっ、あ、あああ」
 そして、中に。人差指が一本、ゆっくりと門をこじ開けて挿入された。亜里沙のアナルは第一関節までゆうに飲み込むと、みっちりとその異物を締め付ける。
「はあああ……アナルぅ、気持ちいぃ」
 腰を上下に振る都度、体内に飲み込んだ二本の棒が亜里沙を同時に貫く。その衝撃は脳髄まで一気に駆け抜け、その余韻が冷めやらぬうちにまた次の衝撃に犯される。意識がぼうっと軽くなって、理性が途切れ途切れに、感情がその途切れた合間から染み出すように溢れ始める。
「キ、キス……キスしても、いいですか?」
 今すぐBに唇を重ねたい。それどころか、彼の口内に自分の舌を、とにかく彼の身体の中に自分の存在を入れたかった。
「ああ、いいぞ」
 即答するでもなく、熟考してから答えを出すでもなく、ただ無機質にBが許しを出す。まるでどうでもよさそうに。
「は、はいっ! んんっ、」
 それでも、亜里沙は嬉しそうにBの唇にむしゃぶりついた。閉ざされた口に舌をねじ込み、唾液を流し込む。Bは舌を一切動かそうとはしなかった。動かぬ舌に、舌を絡ませ、すすり、そしてまた絡ませる。これほど情熱的な接吻を行ったのは初めてだ。
「ふうんっ、はあっ、んああぁ」
 キスの間も、腰は休まずに動かし続けている。亜里沙は、無意識にBの身体へクリトリスを押し付けているのに気が付いた。肉体同士を密着させて抽送しているうちに、クリトリスは勃起し、包皮を押しのけ、充血して紅く染まったその姿を外界に晒していた。そして、陰核を擦りつける快感が、知らぬ間に目覚めてしまった。
「ああんっ、あ、いあっ、んん! んちゅっ、……はあっ、はぁっ、もっかいキスぅぅ」
 貪るように唇に吸い付く亜里沙は、理性など微塵も感じられないような姿だった。ただ快楽に取り付かれたように淫液を垂れ流しながら腰を振り、呼吸をする間もないくらい口を塞いでいる。もうずっと前から目は焦点があっておらず、何を見ているのか定かではない。
「あぁむっ、んちゅうぅぅぅっ……っはあ、はあ、はやくう、はやくイって、お願いっ、はやくっ、亜里沙でっ、亜里沙ではやく気持ちよくなって!」
 がばっと亜里沙は身体を起こした。そのとき、アナルを犯していたBの指が抜けてしまったが、彼は再びそこへ入れ直すことはなかった。Bの頭を挟むように両手をベッドに着け、寝かしていた膝を浮かせて大きくペニスが擦れるように改めて体勢を作る。
「んあああああっ! 気持ちいいっ、きもちいいいいっ」
 ベッドとマットレスのスプリングが軋んで耳障りな金属音がする。Bの上半身には、亜里沙の半開きになった口からだらしなく流れ落ちるよだれを受け止めて、所どころ照明をを反射して光っている。
「ああああっ、うああっ、いいいい、イ、イクイクッ、あ、がっ、イ、イグうううっ!」
「そろそろ俺もきそうだ」
 絶頂を迎えて身体を反り返らせて淫らに喘ぐ亜里沙の腰を、Bは両手で掴むと、目いっぱいの力を込めて上下に揺さぶった。瞬間的に強烈な刺激が二人の結合部に集中し、瞬く間にBは射精に至り、亜里沙の内部へ白く濁った粘液を放射した。
 イチモツを覆うゴムに遮られたソレは普段、亜里沙の体内に入ることは無かったが、今回は違った。Bは膣から引き抜き、ゴムを外すと、ベッドでぐったりしている亜里沙の口を開かせると、その中身を注ぎ入れた。
「うぐ!? んんん!?」
 精飲することは初めてではなかった。それでも、亜里沙はその衝撃にジタバタと暴れる。すかさずBにのしかかられ、彼の全体重によって動くことと呼吸をほぼ制限された。圧力によって呼吸が妨げられる中、さらに口を無理やり閉じられ、飲み込むことを強要される。必死に、喉を鳴らして飲み込んで、やっと亜里沙はBの重みと窒息の恐怖から解放された。


二人の外道の最初へ 二人の外道 56 二人の外道 58 二人の外道の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前