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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈仕打ち〉-3

「ん…くッ!…うぅ…はぅッ…うぅ…!」


拘束台は解体されていなかった。
そして枷は一つも外されてはいなかった。

マスクで覆われていない鼻が見る間に赤くなっていき、左右非対称に歪んだ唇がプルプルと震える。
仕方がなかったと言えばそれまでだが、この拘束のままでの排泄はオヤジの企みがあればこそ。
言ってみれば愛は、オヤジの思い通りに醜態を曝け出したのだ。


自分は孤独ではない……。


それは決して前向きな意味ではなく、悲劇的なものだけで満ちている……〈監禁〉とは他人に一切合切を監視される事であり、私的な時間など有って無いに等しいのだと愛は気付かされたのだ……それは自分だけではなく、亜季も同じ……別の部屋に監禁されている妹もまた、全て監視されているのだ……。


「亜季…ズズッ……あ…亜季……」


ここにはあのオヤジ達は居ない。
きっと今頃はあの三人に囲まれ、自分と同じように我慢出来ずに漏らしてしまった事を笑われているのだろう。
いや、もしかしたらまた手酷い悪戯をされ、貧弱な身体の〈局部〉に残虐な暴力を振るわれているのでは……?

愛は泣き崩れるように拘束台に凭れ掛かると、肩を震わせて泣き出した……。





「ひッ…!?」


とつぜんに愛の両肩は掴まれた……心臓が止まってしまうかと思うくらいに驚いた愛は、ドキンドキンと鼓動を鳴らしながら振り向いたが、漆黒の闇は纏わりついたままだ……。


『へぇ〜……こんな場所でも小便するんだ?』

「〜〜ッ!!!」


姿は見えずとも、この声の主は間違いなく“アイツ”だ……亜季を粗雑に扱い、自分の《初めて》を無理矢理に奪い取った憎らしいオヤジが、さっきの醜態を見ていたのだ……マスクの中の泣き顔は悔しさと恥ずかしさに真っ赤に染まり、それは剥き出しの鼻の全域にまで忽ちに及んだ……。


『へへへッ…いくらマスク被っててもよぉ、俺の気配くらいは感じてたんじゃねえのか?オマエの〈御主人様〉の熱い視線をよぉ?』


聞きたくもない声は吐息が掛かるくらいに耳元の傍で囁かれ、それと同時に背中には仄かな温度を感じた……そしてその熱はペタンと背中にくっつき、ベタつく感覚を愛に擦り付けてくる……それは真夏に他人の肌に触れたのと同じ、不快な感覚であった……。



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