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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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美しい親子愛!! セーガン博士の特攻作戦!!-18

その頃、星野家では鈴音が一人、彩音たちの帰りを待っていた。
病床のコリンを気遣う彩音はゼルヴェンジャーに残ったため、2週間ほど星野家には帰っていないのだ。
今日の戦闘中継も終わり、いい加減そろそろ帰ってくるだろうとご馳走を用意して待っているところだった。
鈴音はキッチンで得意料理であるラタトゥイユの味見をしていた。

鈴音「う〜ん、いいお味♪ 彩ちゃんとコリン君、早く帰ってこないかしら? せっかくご馳走用意して待ってるのに〜!!」

と、その時。
近くで大きなワゴン車の停まる音がした。

鈴音「あら? 宅急便でも来たのかしら?」

ピンポ〜ン。
玄関の呼び鈴が鳴った。

鈴音「は〜〜〜い! ふふふ…。彩ちゃん、2週間ぶりのご帰宅ね!!」

鈴音がいそいそと玄関のドアを開けてみると…。
そこには黒い制服の一団が立っていた。
皆、大きな制帽をかぶり、ナチスドイツの軍服を思わせるいでたちだ。

鈴音「あの…どちら様でしょうか? 宅配便にしてはお荷物を持ってませんわよね? ガスの集金の方? それとも何処かの劇団の方かしら…? 私、これから娘が帰ってくる予定なので忙しいんですの。ご用件は何でしょうか?」
謎の一団「…貴様、星野鈴音だな?! 凶悪テロリスト、コリン・セーガンを長期にわたり匿っていた罪で連行する!!」

ガチャリ!
鈴音の腕にはあっという間に手錠がかけられてしまった。

鈴音「えっ? えっ? そんな…何かの間違いです! コリン君は外国から来た交換留学生で、そんなテロリストとは関係ありませんわ!! そもそもあなたたち一体何者なんですの?!」
謎の一団「我々は地球人有志により結成されたステッドラー憲兵隊・水上支部の者だ!! 偉大なる総統様に仇なす者は決して許さん!!」
鈴音「きゃっ! や、やめて…っ!!」

そう言うなり憲兵隊は鈴音を無理やりワゴン車に押し込むと、いずこかへ連れ去ってしまった。

一方、こちらは戦闘要塞『バルビツール』。
その作戦指令室の奥にあるモーカリマッカーのオフィスでは…。

ボチボチ・デンナー「ステッドラー憲兵隊からの連絡によれば、先ほど星野鈴音の身柄を拘束したそうです」
モーカリマッカー「そうか…。今までさんざん煮え湯を飲ませてくれたコリン・セーガンの一味の女だ。基地まで丁重にお連れしろと伝えろ。たっぷりとお礼をするのはそれからだ。フフフ…」
ボチボチ・デンナー「それよりもモーカリマッカー様、先ほどから総統がお呼びです。行かなくて良いのですか? 赤騎士・青騎士までもが倒されて、総統のお怒りは極限まで達しているようですが…」
モーカリマッカー「よい、よい。ほっておけ。しょせんあの男は傀儡だ。あまり騒ぐようならこちらにも考えがある」
ボチボチ・デンナー「……………」

モーカリマッカーはいよいよその黒い本性を現しつつあった。

数時間後、再び星野家。
絶対安静のコリンをゼルヴェンジャーに残し、ようやく戻ってきた3人が見たものは…。
すっかり冷めたテーブルのご馳走ともぬけの殻となった家であった。

彩音「ママっ! ママっ! どこにいるの〜?!」
芽衣「おばさま! おばさまっ!」
遥「見てッ! ドアの裏側に手紙が貼ってあるわ! 『裏切者コリン・セーガンに告ぐ お前の仲間は預かった』…ですって!! なんて汚い手を使うのかしら!!」

…グシャッ。
怒りに震える遥は手紙を握り潰した。

彩音「どうしよ〜〜〜〜!! ママが、ママが誘拐されちゃったよ〜〜〜!!!」

彩音の悲痛な叫びが星野家に響いた。

はたして誘拐された鈴音の運命は?! 宇宙放射線病が進むコリンは助かるのか?!
我々はこのままE−1星の侵略に屈してしまうのか?! どうする地球!!


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