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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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美しい親子愛!! セーガン博士の特攻作戦!!-17

ゴゴゴゴゴゴ…。
爆発が止むとやがて宇宙にセーガン博士の姿が映し出された。
両手を広げて微笑む姿や海辺を走る姿。
バラを口にくわえてポーズをとっている姿。
様々な姿が映る中、博士の歌うバラードが流れ始める。
それはあらゆる周波数で流されており、歌声は世界中に響き渡った。

『コリン、わが愛』(歌:レオ・セーガン博士、コーラス:人生笑っちゃうでしょ隊)

コリン コリン 私のコリン
コリン コリン 泣くのはおよし
そんな悲しい目で 見つめないで
私の決心が 鈍るから
コリン コリン 私のコリン
コリン コリン 強く生きるんだ
この広い宇宙 お前のもの
いつか二人で 話し合ったね
争いも何もない 美しい惑星(ほし)作ろうと
お前のためなら 何でもできるさ
お前の使命を 終わらせてあげたい
お前を静かに 眠らせてあげたい
遠い世界で祈っているよ 平和が来るように
だけど沈む夕陽は 私のドクロを映す
ああ… 41歳の春だから 天才博士だから
そんなに悲しまないで(ハート)

その音楽とムービーは残されたβ号からの発信である。
もちろんセーガン博士が事前に用意して親友ハザー・マックロー医師に指示を託していたのだった。
β号の艦橋ではマックロー医師が泣きながら呟いている。

マックロー「レオ…。まったく…君って奴は…」

その思いは在りし日の父の姿を見つめるコリンも同じであった。

コリン「は、はは…。こんな歌とムービーまでわざわざ用意して…。まったく父さんらしいや…。自意識過剰なんだよ」

笑いながらもその瞳からは大粒の涙がとめどもなく溢れていた。
しかし父の死を悲しんでいる暇はないぞ、コリン!!
超爆発によってボディが崩れ去り、コアが露出した赤騎士・青騎士が不気味に蠢いていた。

赤騎士・青騎士「…j…ー^¥:;#$&*……」

ズキン! ズキン!
コアだけになった状態でも数本の触手を動かしながら必死に再生しようとしている。

マックロ―「あれだ! あのコアを破壊するんだ!!」
コリン「わかってる! アクメソード射出!!」

ジャキン!
背中のウイングから射出されたソードを握ったガングリオンは超スピードでコアに接近すると大きく振りかぶった。

コリン「ゥアクメソォード!! 三段重ね斬りィィ!!!」

ズバァァ――――ン!!
2つのコアは一瞬にして6つの破片になった。

コリン「さらに! 乱切り、千切り、いちょう切り!! ついでに面取りィィィ!!!」

トントントントントン!!
炎の料理人と化したコリンの包丁使いの前に粉々になったコア。
しかし破片はまだグネグネと蠢いて、それぞれ合体し増殖しようとしている。

コリン「まだ再生できるのか! こうなったら最大出力のガングリバスターで完全消滅させてやるっ!!」

ガングリオンはバスターを取り出すとエネルギー充填を始めた…が。

コリン「くそっ! エネルギーが上がらない! さっきのオーガズム・フォーメーションの総攻撃でエネルギーを使い過ぎたんだ!!」
マックロー「何をしてるんだ、コリン君。ぐずぐずしているとまたコアが再生するぞ!!」
コリン「わかってる! でもエネルギーが足りないんだ! そうだ! β号のエネルギーをくれ!!」

ガングリオンはβ号に飛び乗った。
下半身を折りたたみ、甲板の主砲の上にドッキングしたのだ。
ガングリオンから伸びるチューブが次々と接続されてゆく。

コリン「よし、これで大丈夫だ! ガングリオンとゼルヴェンジャーの最大出力で射撃してやる!! エネルギー充填100%…110%…120%…撃て―――――ッ!!!!」

ズビュウウウ―――――ン!!!
放たれたビームの光の中でコアは、ことごとく消滅していった…。


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