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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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引き裂かれた友情!! 女体研究所を破壊せよ!!-13

テロップ「迎撃メカ イネーブラー」

ドジャ〜ン!!
ダイオウグソクムシのような体節を持つ甲殻メカだ。
海底を埋め尽くすようの大群である。
イネーブラーは上昇しながら大量の水中ミサイルを放った。

コリン「そんなチャチなミサイルでガングリオンが倒せるものか! ガングリ・ビームシャワー!!」

ガングリ・マリンの先端から放射状に放たれたビームが次々とミサイルを撃ち抜いてゆく。
周囲に大爆発が起こる中、それをものともせずに進むガングリオン。

コリン「どうだっ!! …おわああっ!!」

ガシン! ガシン! ガシン!
鈍い衝撃が走った。今度はイネーブラーが機体に取りついたのだ!
たちまちイネーブラーに全身を覆われてしまうガングリオン。
ガガッ! ガガガッ!

コリン「くそっ!! 速度が減退している! これ以上潜航させないつもりか?!」

コリンは動かない操縦桿を握って焦る。
次の瞬間、イネーブラーの大群が大爆発を起した。
グワッ!!!!

コリン「うわああああ―――――ッッ!!!!」

次々と連鎖反応的に起きる爆発の衝撃で機体は大きく揺れた。

と、その時である。
ゴフッ!! コリンがいきなり吐血した。
同時に下腹部に鋭い痛みが走る。

(な、何だこれは…?! しかも、よりによってこんな時に…ッ!!)

コリンは思わず青ざめて下腹部を押さえた。
そして口から溢れ出る鮮血を乱暴に拭うと、コントロールパネルを操作する。

コリン「電磁フィールド展開!!」

バチバチバチッ!!
ガングリオンの機体に展開するフィールドがイネーブラーを弾き落としてゆく。
目指す『スキゾフレニア』はもうすぐそこである。

コリン「見えた…! あれが海底要塞だな…」

腹部を押さえ、痛みをこらえながらコリンが呟く。
モニターの視界に映るスキゾフレニアはヒトデ型をした巨大要塞だ。
スキゾフレニアは全砲門を開き、ビーム・ミサイルの類が嵐のように降り注ぐが、ガングリオンの電磁フィールドは強力で全てを弾いてしまう。

コリン「無駄だ…!! フィールドはその程度の火力ではびくともしないぞ!」

すると今度はスキゾフレニアの本体から大型触手が何本も伸びて、ガングリオンを捕らえた。
ガシン! ガシン!

コリン「うわあああああっっ!!!」

ギシ、ギシ、ギシ…!
鈍い音を立てて機体が軋む。コリンの身体にも衝撃が走った。
火力では破壊出来ないガングリオンを文字通り捻り潰そうという作戦だ。

コリン「ちきしょう、まだ抵抗するのか! ガングリ・ドリル起動!!」

コリンの掛け声と共に、機体下部に収納されていたドリル・アームが伸び、触手を粉砕する。

コリン「どうだっ! このまま基地の内部に突入だ!!」

しかし、ドリルが基地に突き刺さると同時にガングリオンに衝撃が走る。
スキゾフレニア側も慌てて防御バリアーを張ったのだ。
バチバチバチッ!!

コリン「うああああっ!! しつこいぞ…っ!! だが、このまま突き破ってやる!!」

コクピット内に伝わる衝撃や痛みをものともせず、コリンは歯を食いしばって操縦桿を前に倒し続ける。
バリバリバリ…!! スキゾフレニアの分厚い装甲が徐々に突き破られていった。
一方、スキゾフレニアの指令室では…。

オペレーター「ガングリオン、Bブロックに取りつきました! 装甲が破られるのも時間の問題です!!」
キング・ライヌマー「かまわぬ!! こうなったら内部で迎え撃つのみだ! 突入される部署の防護隔壁を下ろせ!!」
オペレーター「はっ!」

ドドドドド…!!!
分厚い装甲を突き破り、防護隔壁も突き抜け、海水と共に基地になだれ込むマリン・ガングリオン。
兵士たちが大型ビームキャノンを持ち出して応戦するが、効果はない。
連鎖反応的に起きる爆発に吹き飛ばされるか、猛回転するガングリ・ドリルに貫かれるか、奔流となった海水に押し流されるばかりである。

兵士A「うわああああ―――ッ!!」
兵士B「ビームがまったく効きません!!」
兵士C「がぼっ! ごぼごぼっ!」
下士官「うう…。仕方ない、総員退却――ッ!!」

次々と逃げてゆく兵士たちをモニターで見つめて、キング・ライヌマーは歯ぎしりした。

キング・ライヌマー「ぐぬぬ…! 不甲斐ない奴らめ! それでもステッドラー親衛隊か? 爆弾を抱いて特攻をかける気概もないのか?!」
オペレーター「防護隔壁も次々と突破されています! このままでは30分もたずにこの基地は機能停止してしまいます!! そうなったら…」
キング・ライヌマー「ええい! こうなったら私の大切な研究施設のあるブロックだけは何としても守り抜くのだ!! 残った警備ロボを全機集結させろ!!」
オペレーター「ははっ!」


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