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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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生きていたセーガン博士!! ガングリオンパワーアップ!!-4

ステッドラー「おい!! モーカリマッカーはいるか?!」
モーカリマッカー「はい、ここにおりますです。総統、何か御用でしょうか?」
ステッドラー「今週出撃させるアクメロボは用意が出来ているか?」
モーカリマッカー「ライヌマーめに急がせておりますが、よもやアスペル・ギルスが倒されるとは考えていなかったようで…。少々時間がかかります」
ステッドラー「そうか。ではその場しのぎでも何でも良い、何か適当な戦闘メカを用意してハイデガーを乗せて出撃させるのだ!!」
モーカリマッカー「…と、いいますと?」
ステッドラー「あいつは私の仕事の邪魔ばかりする。最高幹部の地位は剥奪したから特攻させるがよい!!」
モーカリマッカー「はは〜っ!! かしこまりました!」

モーカリマッカーは一瞬、驚いた様子を見せたが、顔色も変えず平伏した。
例え自分の息子を殺せという命令であっても受け入れるだけの覚悟を決めているのだ。
まさに臣下の鑑であった。

アイキャッチ「ガングリ…オ"オ"オ"ォォ――――ン!!!」

CM『…あのガングリオンが、メカのロマンを変えた!! 強大化するE−1星侵略軍に対抗するためパワーアップ・メカ、ガングリ・ブースター登場!! ガングリオンと合体!!(ジャキーン!) ガングリオン、パワーアップ!! そしてガングリ・ドリルとガングリ・マリン登場!! 合体!!(ジャキーン!) ドリル・ガングリオン、地底へGO!! 合体!!(ジャキーン!) マリン・ガングリオン、海底へGO!! 3つの強化パーツが同時合体、アルティメイト・ガングリオン出現!! 超兵器オーガズム・フォーメーション!! くらえ究極必殺技・超爆アタック!! DXハイパーアクメ合体、アルティメイト・ガングリオン・セット、近日発売!!』

アイキャッチ「ガングリ…」
ガングリ・ドッグ「ワオォォ――――ン!!!」

そして翌日。
太平洋を渡ったゼルヴェンジャーはカリフォルニアに到着した。
格納庫の中では未だにガングリオンの改修作業が続いている。

セーガン博士「ようやく終りが見えてきたな。お前の注文が多いので、さすがの私も手間取ったよ。コリンよ、本当にあんな機能が必要なのか?」
コリン「うん。武装や装甲だけじゃなく、操縦システムとアクメ・リアクターの改造は絶対に必要なんだ」
セーガン博士「これが終わったら、私はアメリカの大統領と会談しなければならん。アクメ・リアクターの設計図を渡して共闘を申し込むつもりだ。ゼルヴェンジャーの資材確保も必要だしな」

しかし2人の会話が終わるか終わらぬかのうちに、艦は激しい衝撃に見舞われた。
グワァァ――ン!!

2人「うわ――――ッッッ!!!」

床に転がるコリンとセーガン博士。
博士はよろけながら立ち上がると、作業台にあったインカムを取って叫んだ。

セーガン博士「管制室! 何をやってるんだ!」
オペレーター「超遠距離からのビーム攻撃です!! レーダーには映りませんでした!! 敵は高度のECMを装備している模様!!」
セーガン博士「そんなバカな!! 日曜夜の中継にはまだ時間がある筈だ! ステッドラーが何故こんな時間に攻撃をしてくるんだ?!」
オペレーター「それはわかりません。今、300km前方に敵の機影を捉えました! モニターに出します!!」

パッ。
格納庫の壁に設置された大スクリーンに映像が映される。
そこに映っていたのは巨大な艦橋と砲塔を持つ戦闘艦である。
異様に艦首が大きく、3枚の尾翼がついた艦尾が小さい艦影はデフォルメされた魚のようだ。
その側面には長砲身のビームキャノンと爪を装備した腕と、キャタピラのついた脚が見える。

テロップ『戦艦型アクメロボ フォン・ギールケ』

そのコクピットには全身をコードで繋がれたハイデガーが操縦桿を握り座っていた。
どうせ生きて帰る必要がないのと時間が足りないのでタコ足配線で接続され、狭いコクピット内に長身のハイデガーは窮屈だということで下半身を切除されてしまっている。

ハイデガー「ウキキキキ〜〜ッ!! シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ!!!!」

ヒュン! ヒュン! ヒュン!
フォン・ギールケはビームを連続発射してゼルヴェンジャーを狙い撃ちにする。
周囲には爆発が立て続けに起きた。

コリン「奴らもいよいよ焦ってるんだ!! 僕がガングリオンで出る!!」
セーガン博士「待てコリン! ガングリオンの艤装はまだ完全ではない! ロボ形態での出撃は無理だ!!」
コリン「大丈夫! お互い長距離での砲撃戦ならガングリ・タンクで十分さ!!」

そう言ってコリンは彩音が収容されている治療ルームへと駆け出した。

コリン「おい彩音! 出撃だっ!!」
彩音「がぼがぼごぼごぼっ!!」

カプセル内の培養液が抜かれ、手足の拘束が解かれる。
カバーが開いて、やっと開放されたものの彩音はぐったりしたままだ。

彩音「う…う…。コ、コリン君…?」
コリン「改造はまだ完全じゃないが、あいにく時間がない! 敵の攻撃だ!!」

コリンは彩音の腕を掴んでカプセルから引きずり出そうとした。
しかし、身体が動かない。股間には2本の触手がずっぽりハマり込んだままなのだ。

コリン「そんなにこの触手が気に入ったのか。離したくない気持ちもわかるが、今は我慢しろ。えいっ!!!」

触手をむんずと掴むと、コリンは思いっきり引き抜いた。
ズルズルズル…ッ!!


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