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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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彩音ピンチ!! ガングリオン機能停止!!-11

悪鬼と化したガングリオンは掴み出したカプセルをそのまま握り潰した。
ボンッ!!

女A「ぎゃあああああああ!!!!!」

穴という穴を触手に責められて悶絶し続けた哀れな女は、そのまま絶命した。
拳から黒煙が上がり、大量のオイルと血液が飛び散る。アクメ・リアクターをブチ抜かれたパーツはそのまま海中へと落下した。
全ての動力源である『女』を潰してしまえば機能停止するのは自明の理だ。

メカ・シャルル「ハハハ、コリン君!! 追い詰められているとはいえ、そこまでやるか? 君のような紳士にあるまじき戦法だね!!」

ガガ…ガン"グリ"…オ"オ"オ"オ"オ"ォォ――――ン!!!!
黒いガングリオンは再び凄まじい咆哮を上げた。

ビュン!! ビュン!! ビュン!!
猛烈なスピードで動きながら繰り出すパーツ群のビーム攻撃。
対するガングリオンは全身からアクメバリアーを展開させてきりもみ状態で高速回転。
ビームを弾き返しながら突撃し、次々とパーツ群を貫いては破壊する。

女B「あひいいいいいいいいいいい!!!!」
女C「ぬ"ぎゃう"う"う"う"う"わ"ばっ!!!」
女D「逝ぐううぅぅぅぅぅ!!!!」

女たちの断末魔の悲鳴も爆音にかき消された。
掴み出されたカプセルが握り潰され、爆発と共に拳が血に染まってゆく。
いつしかアスペル・ギルスのパーツは残り10機を切った。

メカ・シャルル「ちきしょう!! この私がやすやすとやられると思うか?!」

シャルルは残りのパーツを連結させ、なんとか人型を構成するとガングリオン目がけて襲いかかる。
しかしそんな抵抗も最後の悪あがきだった。
ガングリオンの高速回転は腕を、脚を、胴体を次々と貫通、カプセルの中の女たちを血祭りに上げてゆく。
動力源である女を破壊されては勝負にならない。
圧倒的パワーを誇ったアスペル・ギルスはたちまち行動不能に陥ってしまう。
全身穴だらけにされたまま海中へと落下する。

メカ・シャルル「そんな馬鹿な!! この私が!! この私が敗れるというのか!!」

遂にシャルルはボディを捨てて頭部のみで逃げ出した。

メカ・シャルル「ここはひとまず逃げの一手だ!!」

それをやすやすと見逃すようなバーサーカー・モードではない。
最大速度で一瞬で進路に先回りすると、頭部をがっちりと両腕で捕まえた。
ガングリオンが全身に力を込めるとフレームが軋み始める。
ミシ、ミシ、ミシ…!!! たちまち大きなヒビが入る頭部。
だが、シャルルはそんな状況でもまだ余裕を見せていた。

メカ・シャルル「フッフッフッ…」

アスペル・ギルスの目がギランと光った。
頭側部から数十本のワイヤーが飛び出してガングリオンをぐるぐるとがんじがらめにしていく。
次に額部分が開き、中からロケット状の機体がせり出した。
シャルルの乗るコクピットと、それに連結した美咲遥の囚われたアクメ・リアクターの心臓部分を載せた脱出ポッドである。

メカ・シャルル「その状態では何も出来まい?! あと1分で頭部に仕掛けられた反陽子弾が爆発する!! 君はいい友人だったが…恋人に出来なかったのが残念だよ!! コリン君、さらばだ!!」

吠えるガングリオンを前にシャルルの捨て台詞が響いた。

ドドドドド…!!
脱出ポッドが射出されようとする時、黒いガングリオンがひときわ吠えた。
グシャッ!! 次の瞬間、シャルルのボディに大きな衝撃が走る。

メカ・シャルル「モニターが消えたぞ!! 一体、何が起きた?!」

ガングリオンの首がまるで蛇のように大きく伸びている。
その口には飛び出そうとする脱出ポッドがくわえられていた。
バイバリバリッ!! 大きな牙が突き刺さり、ポッドを噛み砕こうとする。

メカ・シャルル「なんとお"お"お"お"お"お"お"お"お"っっっっっ!!!!!!」

メキメキとスクラップのように潰されてゆくコクピット。
四肢を思いっきり広げ、渾身のパワーを振り絞って耐えるシャルル。
しかし、それは虚しい抵抗だった。

メカ・シャルル「う"う"う"う"う"う"!! …う"べしっ!!!!!!」

グシャン!! シャルルはグシャグシャになった。
その瞳に灯った赤いランプが徐々に消えてゆく。
それと同時にガングリオンは凄まじい力でアスペル・ギルスの頭部も粉々に粉砕した。
グワシャアッ!!!!
爆発寸前に起爆装置ごと粉砕された頭部はバラバラになって海に落下してゆく。

コリン「はぁ…はぁ…はぁ…。やっと…倒したぞ!」

その頃、コリンはコクピットの中で息を切らしていた。
バーサーカー・モードは搭乗者のことなどお構いなしに超高速で野獣のように飛び回る。
アクメ・リアクター内部は異次元空間なので干渉は受けないが、パイロットはそうではない。
いつもなら相手と口喧嘩しながら戦うコリンだが、今回はそんな余裕などなく、必死に衝撃に耐え続けていたのだ。

※ここでは区別をつけるため、バーサーカー・モードの黒いガングリオンを便宜上『ガングリヲン』と呼んでおこう(笑)。

コリン「バーサーカー・モードが停止した…? これで…終わったのか?!」

コリンは周囲を写すモニター画面をチェックした。
ガングリヲンは巨大な戦闘力を持つ『敵』だと認識した個体を徹底的に索敵殲滅し続ける。
この程度の戦闘で収まるとは思えない。次の敵を探しているのだ。
ガングリヲンが再び天に向かって吠えた。周囲の空気がビリビリと震える。
ガン"グリ"…オ"オ"オ"オ"オ"ォォ――――ン!!!!

コリン「ま、まさか…?!?!」


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