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痴漢の巣窟書店−女子高生2人組−
【痴漢/痴女 官能小説】

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−玲奈、崩壊 その3−-1

_ 民家の間を抜ける風の音にかき消され、遠くに届きはしなかったろうが、玲奈は
「あ、ああ、イッちゃう。」
と告げてから絶頂した。
_ 絶頂を言葉に出して告げるのは、既に条件反射のようなものだった。数日前の本屋での「調教」が、着実に成果を挙げていたのだった。
_ 辰己が手を離すと玲奈は、両腕をだらんと下げ、脱力状態で立ち尽くしたまま、腰を前後にひくひくと痙攣させ、快感の余韻に浸っていた。目は閉じられ、やや前傾姿勢で、顔は斜め上に向けられたまま、たった今全身を駆け抜けた絶頂の快感の後味を、堪能しているようだった。
_ 早朝の住宅街で、清楚な制服姿で絶頂の余韻に浸る玲奈の姿は、たまらなく淫靡で愛らしいものに、辰己には思えた。そして、ふいに、
「パンツ見せて。」
と言った辰己に、玲奈は
「え?」
という驚きと戸惑いの表情を見せたが、それは一瞬で消えた。玲奈の中で、何かが吹っ切れた。何かを諦めた。観念した。玲奈は言う通りにした。
_ 自らの手でスカートの裾を掴み、持ち上げ、辰己に下着がよく見えるような姿勢をとった。顔を赤らめ、恥じらいを示しながら、パンツを見せつけている玲奈の姿も、実に可愛らしかった。
_ 辰己はデジカメを取り出し、玲奈の破廉恥な姿に向けて、パシャパシャとシャッターを切った。玲奈を囲む男の1人が、
「こっちには、お尻を見せて。」
と言うと、スカートの後ろ側の裾を持ち上げて、立体感のある丸い尻に、淡い水色の木綿の布がぴったりと張り付いている様を見せつけた。
_ 少し尻を突き出していた。無意識に、男を喜ばせるポーズをしていた。幾つものカメラのシャッター音が、立て続けに起きた。
「こっちにも向けて。」
「俺にも。」
「俺には前を見せて。」
と、男達は口々に言い、前後左右から激写した。
_ 玲奈はスカートを360度全方位で捲り上げ、下半身を完全露出し、くるくると回転して、様々な角度から男達にその様を披露した。
_ 遠巻きに見ると、男達の一団が輪を作っているだけに見えただろう。朝まで何かの会合を持った会社員の一団が、帰宅途中に街角で輪を作って議論している、そんな風に見えただろう。
_ その輪の中心で、しわひとつない清潔感を醸し出すブレザーに包まれた、いかにも純情そうな制服姿の女子高生が、自らスカートを捲り上げて下着を全方位露出し、男達に激写されているなどと、誰にも想像できなかっただろう。
_ 男達の群れの中で、女子高生による「早朝路上パンツ見せ撮影会」が行われているなどと、夢にも思うものはいなかっただろう。
_ ひとしきり撮影すると、辰己は、
「よし。もう行っていいよ。」
と言って、玲奈に道を開ける仕草を見せた。


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