−玲奈、陥落 その16−-1
_ 絶頂の余韻と、失禁への羞恥の念で茫然としている玲奈は、床の上に降ろされた。床の上に、内またに曲げられた足と尻を、ぺたんと付けた状態で座らされた。
_ そして玲奈の眼前に、涌井のペニスが露出された。何も指示されなくても、玲奈は何をすべきか理解した。いや、玲奈自身がしたいと思った事を実行しただけかもしれなかった。
_ 玲奈は、涌井のペニスを右手でシコシコとしごき、べぇっと大きく突き出した舌で舐め挙げ、んぐんぐっと喉の奥深くに届くまで咥え込んだ。手さばきも、舌遣いも、程よい吸引も、頭の前後へのピストン運動も、もうすでに絶品の出来栄えだ。
_ 辰己との行為で習得した、玲奈の手こきとフェラチオは、カーテンの向こうの亜美を、驚かせるほどの迫力を持っていた。
_ それは今日ここで、ついさっき習得されたものだったのだが、亜美には長期間に渡って熟練された技に見えた。
_ 今までの、亜美が知っている清純な玲奈と、今、目にしている熟練の手こきやフェラが、壮絶な矛盾として亜美に感じ取られ、それも新たな興奮を呼び、亜美のオナニーに拍車を与えた。
「うーんんん。」
と、涌井も思わず唸った。玲奈の絶妙な奉仕に、このまま果ててしまいそうになった。百戦錬磨の涌井にも、久しぶりの快感だった。
「玲奈、そんなにしたら、発射してしまうよ。これを中に欲しいんだろ?」
と言う涌井に、
「はい」
と例の生真面目な返答。
「おまえのマンコは、たっぷり濡れているか?この太いのを入れても痛くないくらいに、ぬるぬるしてるか?」
と問われた玲奈は、自らの中指と薬指をヴァギナに差し入れ、くちゅくちゅとかき回し、たっぷりと二本の指に愛液を採取し、それを涌井の目の前にかざして見せた。
_ かき回されて泡立つことによって、乳白色となった玲奈の愛液は、二本の指をてかてかに光らせる程にたっぷりとまとわりついており、特に指と指の間の空間には、毛細管現象で薄い液膜が形成されていた。
「立ちバックからいくぞ。」
との涌井の一言で、玲奈は立ち上がり、涌井に向かって尻を突き出す。
_ もうすでに、何度も情事を交し合ったカップルのような、阿吽の呼吸で結合に及んで行くように、亜美には見えた。
(何て淫乱な玲奈。)
_ そう思うと、亜美は玲奈が愛おしかった。可愛くて可愛くて仕方なく思えた。淫乱な玲奈を、自分ももてあそび、快感に陥れ、何度も絶頂を味わわせてやりたいという衝動を覚えた。
_ 今涌井がやっているような事を、自分自身が玲奈に施してやりたかった。自分が玲奈を犯したかった。自分が玲奈を辱めたかった。
_ レズ願望が、玲奈を凌辱したい願望が、亜美の中で爆発しつつあった。