−亜美、発芽 その1--2
_ 亜美は自分の意思とは無関係に、強制的にオナニーをさせられたのだ。書店の奥の部屋で、休憩室とは名づけられているが、決してプライベートでは無い空間で、亜美はオナニーに耽り、快感を貪っていた。
_ 手の動きが徐々に早くなり、漏れる声も徐々に大きくなった。仰け反り、波打つような身体の動きも生じて来た。
カサカサカサ
という摩擦音が聞こえた。亜美の小さく可愛らしい指先が、濃紺の制服のスカートの上で小刻みに動いて、そんな音をたて、自らの股間に刺激を与えているのだった。
カサカサカサカサカサ・・・
_ その摩擦音は、その音量とテンポを上げていく。亜美が股間に与えている刺激が、その強度を加速度的に増して行っていた。甘えるような切ない響きがをたたえていた亜美の声に、更に切羽詰まったような、鬼気迫るような色が付け加えられて来た。
_ そして、尻が浮き上がるかと思う程の背筋の仰け反りで、亜美が絶頂に至った事が、モニターを見ている涌井に知らされた。
_ 休憩室にも仕掛けられていた複数の隠しカメラにより、様々なアングルから、涌井は亜美のオナニーシーンの鑑賞を愉しむ事が出来た。
_ 弾力に溢れた、プルンとした太ももに懸かる、膝より少し上くらいの長さの制服のスカートが、シルエットを浮かび上がらせるように太ももに張り付く様を、その上から、くいっと股間を押さえつけ、素早く小刻みな上下動で局部に刺激を与える亜美の指先を、うっとりと天井を見上げ、だらし無く口を広げて快感を露呈する亜美の表情を、涌井はモニター越しに心行くまで愉しむ事が出来た。
_ 絶頂を経て脱力した亜美は、休憩室の隣に設えられたベッドに気付いた。「仮眠室」という名称と、「ご自由にご利用ください」という親切な文句が書かれた札も目に入った。けだるさを覚えた亜美は、身体を横たえたい衝動に負け、ベッドの上へと移動し、そこに無造作に置かれた枕を手に取った。
_ その枕の下に隠すように置かれていた、涌井の仕掛けた「罠」の一つが目に入った。レズ物のエロ漫画とペニスの形状のバイブレーターだ。
_ たった今オナニーで昇天した亜美が、こんなものを目にしてしまえば、もはやその後の行動に選択の余地はなかった。片手でエロ漫画を広げ、そこに描かれた、全裸で抱き合い、乳房を押し付け合い、秘部で秘部を摩擦し合い、快感を貪る美少女達の姿を見つめながら亜美は、大きく広げた股間にバイブを押し付け、スイッチを入れて振動を発生させ、更に自らの手でも激しくピストンして、割れ目に沿って秘部の上でバイブレーターを小刻みに往復させ、先ほどより格段に豪快にオナニーを繰り広げた。
_ 何度も絶頂した。
_ 何度も何度も、切ない声を張り上げ、身が宙に浮きあがるかというほどに仰け反り、亜美は絶頂の快感を貪った。
_ しかもその間亜美は、レズモノのエロ漫画の、全裸で絡み合う美少女達の画を見ていたのだ。涌井は確信した。亜美が「レズ願望」に目覚めつつある事を。そしてそれは、玲奈と亜美という女子高生2人組を、骨の髄まで堪能する為の布石なのだった。
「とりあえずこっちは、このまま置いておこう。まだ犯さない。今はまだ。先に犯すのは・・・。」
_ そういって涌井は、玲奈の方に目を向けた。モニター越しではない。玲奈はこの時、涌井のいるレジカウンターからでも直接目視できる、学習参考書コーナーにいたのだ。涌井の卑猥な視線に曝されているとも知らずに、媚薬の影響でうっとりとした表情を浮かべ、あらぬ方に視線をさまよわせていたのだ。
_ そして何気なく手に取った一冊の本が、これまた涌井の罠だった。それを手にした瞬間に玲奈は、無限凌辱地獄という坂道を転がり始めたといって良い。