初詣の悪夢-2
私も尿意を催し、待って居られないからトイレでも行こうかなぁと思った時、休憩していた残りの茶髪と赤髪をした2人の会話か妙に耳に残り、聞き耳を立てていると、
「おい、お前はどっちにする?」
「そうだなぁ・・・取り敢えずあっちの女には、重さんと辰兄貴が行ってるからなぁ・・・あの人達、しつこいから中々戻って来ないだろう?俺は掃除のおばさんで良いや・・・じゃ、お先!」
そう言うと、茶髪の男が男子トイレに入って行った。残された赤髪の男は、たばこを吸い終わると、一斗缶の灰皿に吸い殻を投げ捨て、スタスタ歩き出したかと思うと、女子トイレに入って行った。
(エッ!?あいつ・・・今女子トイレに入らなかったか?さっきの二人も女子トイレに入ったような?)
一人この場に残った私は小首を傾げ、さっきの二人の会話が気になり、様子を伺いにトイレに近付いた。さすがに女子トイレの中を覗く訳にも行かず、私は用を足すついでに、男子トイレの様子を伺うと、
「アァァン!二本も入らないわよぉぉ」
(何だ!?)
何やら背後の個室の方から、女の艶めかしい声が聞こえ、二つある個室トイレの奥のドアが閉まり、そこから女の喘ぎ声が聞こえて来るようだった・・・
「ババァ、チンポ久しぶりだろう?良く味わえ!」
「フゥゥン、イイわぁぁ!オチンポイイのぉぉ!!」
明らかにエッチをしている声が聞こえだし、私は興奮して聞き耳を立てると、
「お前、清掃員だろう?俺達のチンポも綺麗にしてくれよ!」
「こんなおばさんに欲情してくれる何て・・・良いわ!お正月だし、サービスしちゃう!!」
「フフフ、淫乱ババァめ、どんなサービスするんだ?」
「中で出して良いわよ!」
聞いていた私のチンポは勃起をし、小便の出が悪くなっていた・・・
(マジかよ!?スゲェなぁ!男子トイレに連れ込んで・・・ま、待てよ?)
男子トイレに女を連れ込んでエッチをしている・・・
一瞬そう思った私でしたが、直ぐに先程の茶髪と赤髪の男の会話の内容を思い出し、
(確か・・・俺は掃除のおばさんでいいやって言ってた奴は、男子トイレに入って行ったよな!とすれば、中でエッチしてるのは掃除のおばさんで・・・ま、まさか!?)
私の勃起していたチンポは急速に萎えていった・・・
何故なら、さっきの会話を思い起こせば、重さんと辰兄貴って奴は・・・家のお袋を犯してるんじゃないのか?そう疑惑が浮かんだのだから・・・
(う、嘘だろう!?)
半信半疑ながら、私が男子トイレを出て、女子トイレに行こうとした時、さっきの赤髪の男が、すっきりした顔をしながら、ズボンを上げ女子トイレから出てきて、私と目と目が合った。赤髪は、私が母の身内の者だと思ったのだろう、慌ててチャックを上げ、私の側に来ると、馴れ馴れしく右腕で私の肩を組み、
「まあまあまあ、お兄さん!今はお取り込み中だから、こっちで一緒に待ってましょう!!」
「あんた、母に何かしたのか?」
赤髪は少しニヤニヤしながら、別にと答え、私をイライラさせた。そうする内に、男子トイレからさっきの茶髪と坊主頭のガタイの良いのが出てきて、茶髪の男をニヤニヤしながら見ると、坊主頭はジェスチャー混じりに話し始め、
「オウ!何だ!?スッキリした顔して?まあいい・・・いやぁ、掃除のババァ、60近い割りには良い尻してやがってよぉ!バックで思わず二発中だししてやったら、ヒィヒィヨガリ声上げやがって・・・ありゃあ、好き者だな?」
「ン!?その兄ちゃんは確か?」
「ああ、さっきの女の・・・」
茶髪の問い掛けに、赤髪も小さく頷くと、坊主の男は小首を傾げ、
「何の話だ!?」
「いやぁ、瞬さんが掃除のババァをやりに行ってる間に・・・」
「ええ、もう一人女子トイレに・・・」
「マジか!?俺もう一発してくらぁ!!」
「あんたら、やっぱり家の母を!!」
私の表情が変わったのを見て、坊主の男は女子トイレに居る女が、私の母だと悟ったようで、
「何だ!?兄ちゃんのお袋だったのか?そりゃあ、悪い事したなぁ・・・俺が代わりに見てきてやるよ!翔、龍、お前らはこちらのお兄さんをちゃんと見て差し上げろ!!」
「ま、待て、俺も!」
「「まあまあ、お兄さん!ここで待ってましょうよ!!」」
「は、離せ!離してくれ!!」
私は茶髪と赤髪の二人に両脇を抑えられ、母を助けに迎えなかった・・・
様子を見に行くと言った坊主頭の男も、10分経っても戻って来る事は無かった・・・