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黒い訪問者 ルーム1219
【熟女/人妻 官能小説】

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黒い訪問者 ルーム1219-4

「ふ  ふ   ふ  ふ   ふ  ふ」
川原はとうとう声を出す力もなくなっていた。
「どうです、満足しました?」
「あの・・・いってもいいですか?」
「行くって中国へ?」
「違います。わかってるくせに・・・・。もう限界です。いきま〜す」
川原は果てた。肉体はオーガズムの余韻でピクンピクンと痙攣を起こしていた。
仰向けになると胸はほとんど平になるほどの微乳だが、乳首は勢いよく立っていた。そのとき部屋のチャイムが鳴った。

藤本がドアのレンズから覗くと大黒と長谷川だった。藤本はドアを開けた。
「もう終わったかね?」
「ええ。只今任務完了です」
「ご苦労」
大黒は藤本の肩を叩いた。そして大黒と長谷川はベッドに全裸のままぐったりしている川原を眺めた。藤本は慌てて川原にシーツをかけようとした。
「そのままでいい。いい眺めだ」
大黒は大声を出した。川原は慌ててシーツを体に巻きつけた。
「会長、見ないでください」
大黒は封筒を藤本に渡した。
「今日の報酬だ。今日は大仕事させてしまったから、その分多く入れてある」
藤本は受け取り中を見た。確かにいつもより多い額だった。
「おまえはもう帰れ。わしらは今夜のパーティーの打ち合わせがある」
「わかりました」
藤本はお辞儀をして部屋のドアに向かった。振り向くと大黒は川原を眺めながら服を脱ぎ始めていた。そしてパンツ一枚になるとそっと川原に抱きついた。
「会長、やめてください」
「いいではないか。大臣になりたいんだろ?私に任せておきなさい。子供ができても私の力なしには君は大臣にはなれないんだぞ。うふふ」
そう言って川原が体に巻きつけていたシーツをとってしまった。
「やめて」
「黙れ!」
大黒はゆっくりと川原の胸を揉み乳首を吸った。藤本は部屋を出た。この日、藤本は始めて自分の仕事に疑問を持った。廊下を歩きエレベーターに乗った。銀の壁に映った自分の姿に自問した。
「俺はこの仕事を続けていいのか?」
6階で止まるとカップルが乗ってきたので慌てて我に帰った。仲のいいカップルで藤本に気にせず手を繋いでいた。藤本は自分の若い頃にもこんなときがあったことを思い出し、少しセンチメンタルになった。そして藤本は新宿の雑踏の中に消えていった。


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