恋しい人-1
健の家では、皆ほとんど眠らずに
遊んでいた。
次の日の日曜日の朝に、解散した。
タクミはその日は1日バイトだった。
スーパーで、野菜をカットしながら思う。
今ごろ、
健達 家で寝てるだろーなー
あーー 俺も
眠い
バイトを終えて、
家に帰ると夜の8時だった。
バイト先のスーパーで買ったお弁当を
レンジで温めて食べる。
母親は、今日も居ない。
自分の部屋で、
テレビを見ながら食べていると、
ちづるが恋しくなってくる。
次に会う約束をしたのは
明日の月曜の夜だった。
最後にちづるに会ったのは、水曜日。
タクミは思う。
4日も会えないと、
寂しい かも
ちづちゃんの作ったご飯
食べたい
タクミはお弁当を食べ終わり、
ベッドの中に入る。
スマホを持つと、ちづるにラインで
メッセージを入れる。
【明日、こっちに帰るんだよね?
ちづちゃんの作ったご飯、
早く食べたいー】
メッセージを入れた後に、
いじけた顔のスタンプを送る。
なかなか既読がつかない。
1時間経っても、既読はつかなかった。
布団の中から、テレビを眺めて
ボーッとする。
急激な眠気に襲われる。
昨日も 風呂、入ってない
シャワー
浴びなきゃー、、、
そう思ったが、
そのまま眠ってしまった。