投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美
【OL/お姉さん 官能小説】

あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美の最初へ あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美 18 あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美 20 あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美の最後へ

Deep Kiss & Surprise-2

 季節は秋口を迎えつつあるが、このところの異常気象ともいえる残暑の継続からまだまだ暑い日が続いていた。それでもこの日は、比較的過ごしやすい気候で、暑くもなく寒くもない。外の散歩デートにはもってこいの陽気だ。
 絵美との申し合わせで、今日の外出デートは、お互いのリハビリが終わってからにしようとなっていた。
 絵美は少しでも早く二人っきりになりたいので、朝一からの外出を望んでいたが、今日がリハビリ最終日の僕は、どうしてもその予定をずらすことが難しかった。不満そうな絵美であったが、リハビリがあっては仕方がないと思ったのか、渋々と折れてくれた。
 それだから、リハビリの先生に頼み込み、朝一の訓練にしてもらい、少しでも早く病院を出れるようにしてもらった。
 病院の玄関前で二人が落ち合ったのは、もうすぐ12時になろうかとする頃だった。
「まずはご飯にしよっか?」
「うん。そだね」

 二人が付き合い始めて10日近くになる。お互い、好きで付き合い始めたという感じではない。『なんとなく何かが気になった』、初めて喋った瞬間『言いようのない安心感があった』、『何故だか妙に気持ちが昂ぶった』、そんな初対面とは思えないほど心に響く何かがあったからこそお互いに恋愛感情が生まれた来たのだろう。今では、なんとなくという始まりとは思えないほど、互いを思う愛情が溢れてきている。
 10日が過ぎ、恋人同士という関係にも馴染み出てきている。互いの言葉遣いもその一つだろう。

「わぁ〜久しぶりの自由だ〜」
 僕の車の助手席に乗り込むと、絵美は大きく背伸びをした。
「毎日毎日、誰かの目が周りにあったかと思うと、すごく疲れちゃうんだよね。別に私のことを意識して見ている訳じゃないのに」
 長い入院生活となると、様々なストレスがかかってくる。可能なら外出し、外の空気を吸って自らストレスケアに務めることも重要だと言った担当医の言葉は間違いではなかった。気分転換になるとは思っていたけれど、ここまで気分爽快になれるとは予想していなかった。
 しかも絵美にとっては、大切な恋人と二人だけの空間であることもその気分を倍増させていた。
 僕も同じような『自由感』を味わっていた。
 午前中のリハビリでとりあえずは治療が終了し、晴れて一般生活に戻ったことに喜びを感じていた。絵美とも知り合えたし、特に息苦しさや辛さを感じることの無い入院生活であったが、やはり自由と言う面ではかなり制限されていたように思う。
 今週は自宅からの通院でリハビリを行っていたが、どれほど自宅での生活が快適で自由であったのかをあらためて思い知った一週間だった。
 退院して色々とやりたいことはあったのだが、毎日リハビリに通う必要もあったし、仕事の下調べをすることもあったので、結局は自宅で過ごしすことにしかならなかった。
 実際に、どこかに出掛けるというのは退院後初めてといっていい。
「あ、いいなぁ〜、気持ちよさそう。俺も背伸びしたくなっちゃうよ」
 気持ち良さそうに背伸びをする絵美を見て、微笑ましくそしてドキリともした。
 背伸びによって強調された身体のライン、特に胸元の膨らみが目に入ったからだ。服の上からだと、どの程度の大きさかは推し図ることは難しいけれど、まったくのペッタンコではなさそうだ。この時は、その程度しか考えていなかった。しかしこの後、絵美の胸を見た時、ビックリすることになるのだが。
 世の男性は皆、女性の胸が大きければいいという思いがあるかのように思われているが、一概にそういうわけではないと思う。中には小さい方がずっといいと思っている男性も少なくないはずだ。
 かくいう僕も『貧乳派』だ。Bカップ程度が理想で、何ならAカップでも問題ない。巨乳なら巨乳でもかまわないのだけれど、好みは小さ目だ。けれど、経験した女性で言えば、メグのEカップを始め圧倒的にDカップ以上の巨乳が多かった。愛情とカラダの好みは別ではあるけれども、自分の好みに近いに超したことは無い。
「一緒に背伸びしたら事故っちゃうじゃない。二人で天国に行くことになっちゃうよ」
(ああん、変なこと言っちゃたかな・・・天国に連れて行ってなんて、違う意味に取られちゃうかなぁ。でも、天国に行くぐらい気持ちよくして欲しいよぉ)
「ごめんごめん。あまりにも気持ちよさそうだったからさ。大丈夫、いつも以上に安全運転で行くから」
 絵美の変な妄想を微塵も感じていない僕は、ゆっくりとアクセルを踏み込んだ。

 行先は、初めてのデートとしてはベタかもしれないが、海にした。
 病院のある街から、高速道路を使えば1時間ほどで海のある街に行くことができる。何度も取材で訪れたこともあるので、土地勘もそこそこある。グルメ取材はお手の物だからランチやディナーの美味しい店は何店も知っている。
 ランチの後は、水族館でもいいし、ブラブラとできる大きな公園もある。海洋アクティビティを中心とした観光地としても有名な街だから、どこに行くにしても迷うことはあっても、手持無沙汰になることはない。
 時計も1時を過ぎた。お腹も減り始めている。まずは、ランチの店を選ぼう。

「何がいい?」
「何でもいいよ」
「あ〜それが一番困る。絵美ちゃんの嫌いな物って何?」
「特にこっれて言うのは無いけど、そうだなぁ、苦みのある物、ピーマンとかセロリとか・・・その辺かな」
「肉でも魚でも大丈夫?」
「うん。全然問題ないよ。焼肉でもお寿司でもなんでもかかってこいって感じ」
 色々な意味で肉食女子である絵美であった。
「じゃあ、任せてもらっちゃていい?」
「うん。美味しい所お願いします」
「OK」
 折角海の街に来たのだから、新鮮な魚介を提供するカジュアルイタリアンの店に決め、店のある海沿いに車を向けた。
 果たして喜んでもらえるだろうか!?


あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美の最初へ あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美 18 あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美 20 あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前