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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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裏切りの男-5



THRUSH最上階。
ミノリの部屋。

「ああ……ツグミちゃん……。」

「可愛いよ、ミノリちゃん……もっともっとエッチな子にしてあげる……。」

円い大きなベッドの上。
まるで軟体動物のように、ふたつの白い裸体が、足を絡ませながら、もつれ合っている。
うごめきあう妖しい身体。
ツグミは、ミノリにぴったりと肌を重ねて、まるで、まとわりつくように離れない。
わずかに膨らんだ胸を背中に押し当てていた。
首筋に唇を寄せながら、指は、いやらしくミノリの性器を弄んでいる。
ピチャピチャと股間から聞こえる卑猥な音。

「ほら……こんなに、はしたなくなった……。」

びっしょりと濡れた指をミノリに見せつけて、可笑しそうにツグミが笑う。

「いじわる……。」

泣きだしそうな顔が、とても可愛らしくて、ツグミは、愛しさを教えるように唇を重ねていった。

ツグミよりも、ひとつ年上。
年上だが、ツグミよりも表情はあどけなく、頭の中はさらに幼い。
このハーレムの住人となってから長く、日を浴びない肌は透き通るほどに白かった。
身体の線もひどく細いが、顔は人形のようで愛らしい。
白いドレスを着せると、まるでお姫様のように可愛らしかった。
笑うと、右の口元にだけ八重歯が覗く。
ツグミを見つけると、いつも嬉しそうに微笑んでくれた。

まるで、あの子みたいに……。

「ああ……ツグミちゃん……気持ちいいよ……。」

悦びに酔いしれるミノリの顔が、ツグミには至福。
愛すれば、愛してもらえる。
愛してもらえないのは、愛し方が足りないから。
ツグミの愛し方は、相手を悦ばせることだけ。
それしか、知らない……。

舌を這わせながら、ゆっくり下へと、顔をずらしていった。
赤ちゃんのような無毛の性器。
性毛は、ツグミと同じように丁寧に処理されて、なだらかな丘になっている。
その丘には、まだ小鳥のマーク。
唇で何度もキスをして、優しく溝の中へと、舌を這わせていく。

「ああっ!ツグミちゃんっ!!ツグミちゃんっ!!」

ミノリは、腰を浮かせて、ツグミの舌を欲しがった。
涙を流しながら、ツグミの頭を抱え込んでいく。

そんなふたりを、じっと見つめていた瞳。

この……バケモノ……。

豊かに膨らんでいた両の乳房。
成熟しきった生々しい裸身。
わずかに崩れた身体のラインが、返って、悩ましさを強調する。
背中には、幾筋もの鞭の痕……。

女は、隙を見せまいとするがごとく両足をしっかりと閉じていた。
膝の上に置いた拳を固く握りしめている。

「ママっ!助けて!おかしくなっちゃうよ!……ミノリ、おかしくなっちゃうよ!!」

必死に伸ばすミノリの腕の細さに、身体が震えてとまらなかった。
いっそ駆けだして、ツグミを突き飛ばしてやりたい衝動を必死にこらえた。

このままでは、ミノリは死ぬ。
このバケモノに取り殺される。

ミノリ、待ってなさい……。必ず助けてあげる。ママが必ず、このバケモノから救ってあげる……。

狂いきれなかった強靱な精神力。
いっそ、狂ってくれたら、どれだけ楽だったかわからない。
二度と、陽の目を見ることはないと思っていた。

「まだ壊れてねえなら、演技くらい出来るだろう。」

思わぬことで、再び垣間見た外の世界。
ツグミと一緒にホテルに差し向けられた。
まぶたの裏に焼き付いているのは、モニタールームでツグミが押していたエレベーターを操作するボタン。
部屋の扉は、電磁ロックで、中からは開けられない仕組みになっている。
すべては、モニタールーム任せ。
の、はずだった……。
ここにやってきてから、一度だけ起きた停電騒ぎ。
火事と勘違いした客が、慌てて廊下へと飛び出した。
開いた扉の向こうから、わずかに射しこんでいた非常灯の光。
中からは、開かない扉のはずだったのに……。

あの明るい世界に、もう一度ミノリを戻してやりたい……。

5階の部屋のほとんどは、4階までの部屋とほぼ同じ造り。
年かさのいった蝶を押し込める部屋だけが別。
この母親が健在なおかげで、まだ小鳥でいられるミノリには、ちゃんとした部屋が与えられている。
立派なバスルームに併設された洗面台の上には、身だしなみを整えるためのドライヤー。
故意に停電を起こすことなど、簡単なことだった。
後は、隙を見つけるだけ……。



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