孤独な王様-7
それからというもの、アイツらは、毎晩タカコのアパートにやってくるようになった。
初めは拒んでいた母も、そのうちアイツらを、当たり前に部屋に上げるようになった。
男たちはやってくると、必ず豪華な出前を取る。
うまそうにご飯を食べる男たちの隣に座って、母は酌をした。
男に肩を抱き寄せられながら、嬉しそうに笑顔まで見せて酌をする母の豹変ぶりが、タカコには信じられなかった。
腹が満たされると、男たちは、母の腕を掴んで寝室へと消えて行く。
ひとりの時もあれば、ふたりの時もあった。
多いときは、すべての男たちが、母と一緒に寝室へと消えていく。
そして、すぐに母の濡れた声が聞こえてくる。
はばかることなく母は大きな声で泣くようになった。
あの濡れた声でだ。
気持ちいい!気持ちいい!!と叫びさえした。
タカコは、怖くて、自分の部屋で耳を塞いで震えているしかできなかった。
そして、あの日、いつものようにタカコが耳を塞いでいると、突然ひとりの男が、部屋に入ってきたのだ。
男は、いきなりタカコの顎を掴んだ。
酔った赤い顔が恐ろしかった。
濁りきった化け物のような眼がタカコを睨んでいた。
男は、ひとしきり舐めるようにタカコの顔を眺めた後、突然、胸に手をかけてきた。
卑下た笑みを浮かべていた。
なんの前触れもなく、いきなり服を引き裂かれた。
いったい、何が起こったのかわからなかった。
荒々しい力だった。
まるで容赦のない力で、タカコは、簡単に剥かれていった。
瞬く間に、裸にされ、床の上に転がされた。
恐ろしすぎて、声を出すことも出来なかった。
足首を掴まれた。
大きく拡げられ、男が顔を埋めようとした。
タカコは抗った。
大きな声で叫んだ。
途端に右の頬に、もの凄い衝撃が走った。
遠くに自分の耳鳴りを聴きながら、タカコは、すぐに深い闇の中に落ちていった。
ズキリとする鈍い痛みに目が覚めた。
股の間に、もの凄い痛みがあった。
「まだ出来そうにもねえからな。これで慣らしといてやる。」
男は、タカコの未熟な性器に指を突き入れていた。
指は、血まみれになり、赤く染まっていた。
あまりの痛さに、タカコは身を捩ってもがいた。
身体を縛られた。
口には、それまで自分が履いていた下着を押し込まれた。
男は、タカコの膣を拡げようと、グイグイ抉るように指を動かし続けた。
痛さに気が遠くなりかけた。
何度も意識を失った。
何度目かの意識を失った後、髪を凄い力で掴まれて、目が覚めた。
目の前に、巨大に膨れあがった、醜い肉塊があった。
「今日は、使わねえで勘弁してやる。さっきまでオメエの母ちゃんの中に入ってたモノだ。ちゃんと口で始末しろ。」
口の中にあった下着は、いつの間にかなくなっていた。
男は、タカコの口の中に、その巨大な肉塊を押し込んできた。
吐き気が込み上げた。
何度も歯を立てて、その度に男に頬を叩かれた。
「もっと、ベロを使うんだよ!」
男は、髪を掴んで、タカコの頭を揺さぶった。
意識が朦朧として、自分がどこにいるのかもわからなかった。
言われるままに、舌を使って舐めた。
男は、タカコの口の中に入れたまま、自分の手で扱き始めた。
「口を開いてろ。」
男は、ひとしきり扱いた後、呻いて、タカコの口の中に、白い物を噴出させた。
「飲め……。」
タカコは、ぼんやりとした眼を向けたまま、口の中にあったものを飲み込んだ……。