〈被虐少女〉-17
『オマンコがスケベ汁の愛液塗れでグッチャグチャだあ……なあ、オナニーしててもこんなに濡らすのかあ？普段から“こんな”になってんのかよぉ？』
濡れてはいる。
しかし、首謀者が言うほどに分泌されている訳ではなかった。
自身の股間を愛が覗けないのを利用し、レイプでも濡れてしまう淫らな女だと詰っているだけだ。
悪戯好きな指は音が鳴りやすいように幼器をペタペタと叩き、クチュクチュという下劣な音が響くよう、幼穴をクニクニと掻き回した……。
(嫌あッ!!おッ…音が鳴ってる…！嫌だよッ…恥ずかしいよぉッ!!)
気を抜くと卒倒しそうになるくらい精神はボロボロになっていたが、まるで自分の身体ではないかのように股間は狂い、しかし、痛々しい精神状態とは反比例して悪戯の全てを脳髄までダイレクトに伝えてしまっている。
「ふっ…ふぎッ!?ききッ…きひいぃッ!!」
『素直に「オナニーより気持ち良い」って言ってみろよ……言うコト聞いたら、今なら止めてやるぜ？……それとも可愛い喘ぎ声も、動画に収めたくなっちまったかあ？』
［嫌］
［悔しい］
［気持ち悪い］
［恥ずかしい］
その“感情”は高まるばかりだというのに、悲鳴をあげるはずの声帯は、決して発してはならぬ声を出してしまいそうになる……それは女の敵である鬼畜オヤジの手中に堕ち、慰み者になるという《死》よりも受け入れられない現実に身を投じるに等しい……。
「きゃあぁぁぁッ!?」
愛への責めは収まる様子はない。
再びワンピースの裾を掴まれるや、裏返されながら捲り上げられ、それは枷の嵌められた手首にまで達した……しかもキャミソールとブラジャーはワンピースに絡め取られ、一緒になって愛の身体から離れたのだ……もはや愛の柔らかな幼体のシルエットは曝され、かろうじて水色のパンティだけが、最後の“膨らみ”を守っているだけだ……。
『どうした？「オナニーより気持ち良い」って言わねえのかよぉ？イヒヒ……その貧乳を弄られたら……ヒヒッ…恥ずかしい声が出ちまうんじゃねえかあ？』
「ッ〜〜〜!!!」
発育途上の幼い胸肉は、やや大きめな桃色の乳輪の周囲だけが緩やかに膨らんでおり、そこから大豆ほどの大きさの乳首がピョンと突き出ていた。
なんの膨らみもない亜季の胸板の方が“マシ”に見えてしまう歪な胸……しかし、この不完全さを愛でられないようでは、少女の幼体を楽しむ資格は無い。
『ヒヒ…ヒヒヒッ!ち、乳首を弄られてえかあ？オジサン張り切っちゃうぞぉ？』
何もかも鬼畜オヤジの謀ったように事は進んでいる……激憤も、それに任せた怒声も、何の意味も持たないままに消えていった……恥辱の体液に濡れた指先が胸の小山の麓を捉え、その小さな山並みの周囲をゆっくりと滑り……そして小山の中腹にある肌色と桃色の境目に向かってユルユルと登っていくと、愛は歪みきった唇を開き、屈辱の謀(はかりごと)に自ら嵌まった……。
「お…おなッ…ヒック！オナニーより…えぐッ！きも…気持ち良い……うッ…うッ……」
これ以上の屈辱は受けるまいと、愛は自ら屈辱の台詞を吐いた……およそ少女が口にしない破廉恥な台詞を、少女専門の強姦魔と、女性を売り物にする畜人と、カメラの前で放ってしまったのだ……。