投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

可愛い弟子の最初へ 可愛い弟子 27 可愛い弟子 29 可愛い弟子の最後へ

夏の思い出-1

第9話 〜〜「夏の思い出」〜〜



「オレの言うことが聞けないのか?……。」

見つめる視線の先で、あどけない顔が、今にも泣き出しそうに歪んでいく。

コトリは、悔しさを瞳に滲ませながら、唇を噛みしめた。

小さな手のひらを固く握りしめ、華奢な肩を小刻みに震わせる。

小高く盛り上がった幼い乳房が、ひっそりと息づくように上下していた。

けっして、裏切ったわけじゃない。

だが、お前にだって薄々わかっていたはず。

いずれは、こんな日が来ることを……。

シホは、後ろから俺たちを見つめるだけで、何も言わない。

覚悟を決めたように、膝を付いていた。

わずかに乳房と股間を隠しているだけで、他には何も身に着けていなかった。

「ママも……一緒なの?……」

コトリが、救いを求めるような眼差しを向ける。

「ああ、ママも一緒だ……。」

同じ顔をした母と娘。何から何まで、似ている二人。

「さあ、コトリ……。お兄ちゃんの言うとおりにしましょう。」

いつまでも動こうとしない娘を見かねて、シホが、コトリの肩を抱き寄せる。

「大丈夫。怖くないわよ……。」

本当は自分だって恐ろしいはずなのに、無理に笑顔を作って、コトリを立たせようとする。

「覚悟は出来たか?……。」

新たなステップに進むためには、地獄を見せることもやむを得なかった。

もはや、このふたりに憐憫の情など必要ない。

必要なのは、オレだけ。

そう……このふたりに必要なのは、オレだけだ……。



可愛い弟子の最初へ 可愛い弟子 27 可愛い弟子 29 可愛い弟子の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前