投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

可愛い弟子の最初へ 可愛い弟子 22 可愛い弟子 24 可愛い弟子の最後へ

神様の陰謀-2



「ごめんなさい。私もお酒は弱くって……。」

だからって、なにも寝なくても……。

グラスに半分もなかったでしょ?

どんだけ弱いのよ……。

ぽうっ、と桜色に染まった頬が、やたらと艶めかしかった。

「コトリも、私に似たのかしら……」

シホさんが、独り言のようにつぶいた。

おいおい、「似てる」って、まさかそういうオチじゃないだろうな?。

あの子は子供、あんたは大人。

ふざけたこと言ってると、マジで襲うよ。

シホさんは、ほんとに眠たそう。

とろんとした瞳で、オレを見つめながら、欠伸ばかりを繰り返す。

時計を見たら、そろそろ今日が終わろうとする時間だった。

突然のアクシデントに、てんやわんや。

でも、話しかける切っ掛けは掴めた。

チャンスなんか、まだまだ幾らだってある。

取りあえず、好青年で通っているオレ。

好印象のうちに、退散するのが吉かと、席を立とうとしたときだった。

「あー!やっぱり、だめ!ちょっと、シャワー浴びてくる。」

え?

シホさんは、スタスタと自分の寝室へ。

そして、パジャマらしきものを、持って戻ってきた。

「ちょっと、待っててね。」

と言っただけで、そのままバスルームへと消えていく。

え?………………

エエーーーーっ!?

どうする?好青年のオレ!?。




玄関を上がると、すぐに右手に奥まった廊下があり、その廊下を挟むようにトイレと、ユニットバスが対面同士に設置されている。
いかにも日本的な発想らしく、狭い空間を少しでも有効活用しようと、廊下は、脱衣所の役目も果たしていた。
脱衣所の代わりをするわけだから、当然、人目から隠すために仕切りはあるのだが、これが、アコーディオンカーテン式のパーティションだけと、いかにも頼りない。
しかも、しっかりと密閉されるわけでもないから、耳を澄ませれば、衣擦れの音が、はっきりと聞こえたりするのである。

カサカサと音がする度に、妄想全開120%。

今にも波動砲ぶっ放しそうになる。

「待っててね」、と言われた手前、勝手に帰るのもなんとなく躊躇われて、シホさんがシャワーを浴びている間、ひたすら煩悩と戦い続ける羽目になった。

なかなか手強くて往生したが、取りあえず制限時間いっぱい戦って、テクニカルノックアウトで勝ち。

あー、疲れた……。

「待たせて、ごめんね。」

湯上がり姿のシホさんを拝んだ途端、今度は、こっちが完全にノックアウト。

しっとりと濡れた長い黒髪。

ほんのりと朱色に染まる柔肌。

なぜか泣いたように潤んでいた瞳。

この可愛らしさを、何にたとえて表現すればいいのか、わからない。

キュート、コケティッシュ、ビューティホー。

精一杯に頭を回転させても、この程度の形容しか思い浮かばない自分が情けない……。

まさしく、コトリちゃん完全大人バージョン。

きっと、コトリちゃんも大きくなったら、こんな素的な女性になるに違いない。

やっぱり、今のうちヤッちまお。

固く心に誓った、オレだった。



ゆったりとした大きめのパジャマは、胸のところが大きく開いていて、目のやり場がない。

シホさんは、濡れた髪をタオルでしきりに拭っているだけで、こちらの視線なんか、気にする素振りもなかった。

「ふぅっ、やっと目が覚めたわ。」

別に無理して覚まさんでも……。

内心は嬉しいくせに、素直になれない26才。

まったく先の読めない展開に、正直戸惑っていた。

弱いと言っていたはずなのに、シホさんは、髪を拭きながら、空いたグラスに、またワインを注いでいく。

8分目あたりまで注いだかと思ったら、一気に煽るように、それを飲み干していった。

唖然としているこちらを尻目に、ふっー、と大きなため息を吐いた後に、彼女は言った。

「タカ君も……入ってくれば?……」

えっ!?どこに?

思わず、ボケるところだったよ。

シホさんは、少し恥ずかしそうに俯いていた。

入ってもいいけど、次は、あんたの中に入るからね。

ひとりでツッ込んでたら、すぐにまたシホさんが口を開いた。

「それとも……すぐに、ベッドに行く?…………。」






神様……あんた、なんか企んでる?……。

早すぎる展開に、まったく付いていけないオレ。

いったい!、どうなってしまうのか!!?(ガチンコ風)



可愛い弟子の最初へ 可愛い弟子 22 可愛い弟子 24 可愛い弟子の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前