いくにちかすぎて-1
いつも通り平凡な日々、楽しい仲間とくだらない会話
私達は暇人軍団だ。
とはいえ最近は、ゆきねぇの付き合いが悪い、みんな部活で忙しいのだ。
ゆきねぇって何の部活だったけ?
あ、これは話題にしてはいけない禁止項目だった。
「お、まだ帰ってなかったのかよ若月」
放課後の教室に戻ってきたのは浩二だった。
カバンを私の机に置くと、
「一緒に帰ろうぜ」と言ってきた。
「うん、いいね暇していたんだ」
私もカバンを取る。
そういえば何していたんだろ?
周りを見ると本を呼んでる元ヤンの鳥飼と
机を付けて卓球している土屋達と、
ヘラヘラ笑っていそうな、顔が認識出来ない男が残っていた。
「なんか久しぶりだよな二人で帰るの」
「そうだよね、皆いないなんて珍しいよね」
「確かにそうだな、逆に全員いる時も少ないけどね」
「そうそう、またカラオケ行きたいね」
「あの時は途中退場したからな」
「浩二の歌好きだから、また聞きたい」
「またぁ、好きとかゆうと勘違いするだろ」
「ヤダーそんなんじゃないよ〜」
「それも傷つくって、若月が好きなんだからさー」
最近浩二は吹っ切れたのか、私を好きなのを堂々と言ってくる。
そこが軽薄な感じでヤダ、前の性格に戻ってほしいと思う。
私達は昇降口を出て、学校をぐるっと回ると、体育用具室の前に来た。
ふと予定があった事を思い出す。
「ごめん浩二、そういえば私やることあったんだ、先に帰ってくれる?」
「……そっか、わかったよ」
なんだろ怖い顔、怒ってるのかな?
「ごめんね」
謝ってから私は体育用具室に向かった。
ドアの取手に着いた時、後ろから浩二が叫ぶ
「いくな若月!」
驚いて浩二を見て「どうしたの?」と聞くと、
浩二は私の手を掴み
「これが最後だ、本気でお前が好きだ、付き合ってくれお願いだ」
「浩二、急ぐんだけど」何故か邪魔されてイラついた。
「駄目だ、今、この場で返事してくれ」
まったく状況考えてほしい、こんな常識のない奴だとは思わなかった。
今は最優先の事があるのに、
「今邪魔してほしくないの分からないの?、こんな強引な浩二は嫌いだよ」
落胆して崩れる浩二は青い顔で私を見上げると、
「そんなに俺じゃダメなのか」と情けない顔をする。
こんなに弱いとは思わなかった。
「ごめんね、ムリだから」
下を向いて何も言わない浩二を後にして
体育用具室に入った。
ホコリくさい部屋は跳び箱やマットレスが敷いていて、
昼間なのに蛍光灯がついて明るい。
そして、鳥飼と土屋達が嬉しそうに立っていた。
「お待たせしちゃってごめんね」
「おお!若月ひさびさ」「一ヶ月ぶりじゃねー」「今日まで一週間ためたぜ」
「あれ?鳥飼だけじゃないんだね」
「わりいな、土屋達にしつこく頼まれてさ関連ないわけでもないしさ」
「そうっすよ、鳥飼さんの男気最高です」
「時間決まってるからあんまり出来ねーけどな」
「あざーっす」
なんだこいつら
「ふーん、でも土屋ってさ、忙しいんじゃないの?」
「あれ?なんで知ってんの?」少し青ざめる土屋
あれ?何を知ってるんだろう?
「ごめん、テキトー」
「あは、あは、ビビったよ〜」性格変わったなぁこいつ
「それより若月穿いてきたか?」
「うん、2日間もね」
スカートを上げて、鳥飼から渡された白いパンツを見せる。
おおーおおー
「いいねー、美久のと一緒に記念にするよ」
「美久? そうなんだ、今まで家にいたんだ?」
「最後だからね」
学校休まされて可哀想に、相変わらす嫌な奴
「早速、全裸になって皆のを奉仕しろよ」
そう言うと男たちは全員ズボンを降ろして元気な物を見せつけた。
「イエーイ」変なノリ
私も着ている物を脱ぎ捨て、パンツを鳥飼に渡した。
マットレスに座ると4本の棒が目の前に並ぶ。
順に口に入れると、そいつの形を思い出した。
前戯はなし、早速だれかが挿入してくる。
「狭くて気持ちいい〜」
指でほぐしてからじゃないと痛いのに、乱暴だ。
上と下には誰かが挿入している状態で、相変わらず痛い事をする。
でも今回は時間が決められているので、それまで耐えればいいだけだ。
こいつら最後なので遠慮がない、
痛みが快楽に変わるはずだけど、いつになったら変わるんだろう。
2週回ったあたりで、体力の限界がきた。
「若月腰動かせよ」「うん」
部屋の時計は涙で見えないが動いてる様には見えない。
「若月、力ぬけ」「よし俺も入れるぞ」「こりゃ痛い痛いよ」
痛い!ちぎれそう、股間を見ると4人の指が入っていた。
「入ったー」「やった」「すげー」
中で4本の指が動いている。気持ち悪い。
気を抜くと大変な事になりそうで出来るだけ力を入れないように努力した。
その後は鳥飼が「いやー楽しんだよ、俺はもういいや」といいだし
太眉やクレータも中出しすると外れていった。
残りの10分間土屋に遊ばれ、ようやく終わりを告げた。
うつ伏せのまま動けない。
「これで見納めかぁ」「若月の動画で抜けよ」「最高だったよ」
最後に鳥飼は「じゃあな若月、楽しかったよ」と頭を叩くと、部屋から出て行った。
本当に動けないほど疲れた、眠りたい……