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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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回天-5


「いったい、どこへ行ったんだろうな?」

時間は深夜に近かった。
まだ、母の帰ってくる気配はない。

ミナは目を固く閉じながら、薄く唇を開いている。
タケルの声も聞こえていないらしい。

頬を真っ赤に染めたミナの顔が胸の中にある。
ミナを胸の中に抱きながら、並ぶように身体を横たえていた。

小さな手のひらにペニスを握らせていた。
ミナは、両手に握りながら、その手を緩慢に上下させている。

タケルがどれほど欲しがっているかをわからせたかった。
だからミナに握らせた。

怒ったように反り返る肉塊は、熱い熱を孕んで、さながら石のようになっていた。
いや、まさしく「石」だった。
どこにも、やわらかいところがない。

その石が、熱く脈動している。
手のひらに握っただけで、恐れおののくほどの硬さがある。

さすれ、などとはいわなかった。
ミナは、手のひらにあるものを本能的に畏怖し、自然とさすりだしたのだ。

そうすることでタケルの怒りを鎮めようとしているかのようだった。

タケルは、まっすぐに伸ばした指をミナの膣のなかに挿れていた。
さっきも膣のなかに挿れた。

だが、それは先のほうだけでミナを怖がらせるためだった。
今は、深く入っている。

膣を拡げられていたという。
確かめておきたかった。

恐る恐る指を挿入した。
きつい肉洞の締め付けはあったが、ゆっくりと進めていくと、指は第2間接まで呑み込まれた。
そこから先は硬い壁があって、奥へ進めない。

やはり、かすかな痛みはあるようだった。
動かすと顔をしかめる。

「ふーっ……」

長い溜め息を吐いた。
口惜しさに胸がざわつく。

ほぼ成人に近いタケルの指はかなり長い。
それを、ほとんど呑み込んでいた。

驚くというよりもあきれた。
まったく知らぬ間に、こんな芸当までできる身体に仕込まれていた。

「まだ、処女だよ……」

胸のなかで閉じていたはずのまぶたが開いていた。
大きな瞳がタケルを見上げていた。

「ん?」

「好きなひとにしてもらって、初めて処女じゃなくなるんだって。チカちゃんが、そういってた……」

眠るような声だった。

「処女って、お前、わかるのか?」

ミナは性の知識に疎い。

「うん」

なぜか嬉しそうに微笑んでいた。

「ミナは、お兄ちゃんにしてもらったら処女じゃなくなるの。大事なものだから簡単にあげちゃだめだよって……」

「チカちゃんが、そういったのか?」

「うん」

タケルには処女膜というものが、どういったものなのかよくわからない。
よく喪失すると血が出て、ものすごい痛みがあるというが、ミナはそういった経験をしたことがないらしい。

よほどうまく拡げられているのか、それとも知らぬ間に喪失してしまったのかは、わからない。
どちらにせよ、大人の指くらいなら入る身体にはなっている。

「まだ処女だから、安心していいよ」

タケルの溜め息を聞いて察したのだろう。
本当に勘だけはいい妹だった。

「お兄ちゃんにくれるために拡げてもらったのか?」

「うん。お兄ちゃんに捕まったらこわされちゃうからって、チカちゃんが心配して、早めにひろげておこうって」

「俺は、どんだけ悪者なんだよ」

「ふふ……でも、まだおチンチンは入らないから、我慢してね」

「我慢したら、いいことあるの?」

「うん……」

ミナは、恥ずかしそうに笑った。

この妹にはタケルを悪魔にさせない魔力がある。
ミナの頭を自然と撫でていた。

愛しさが込み上げてきて、欲しがるように唇を重ねていた。
ミナは握ったペニスを離さなかった。

小さな手のひらにしっかりと握って、それは自分のものだと訴えているようでもあった。
 


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