赤い薔薇の秘密-7
ぎしっ、ぎしっ! 大きなベッドがリズミカルに軋み、春菜と修平の身体の動きに合わせて激しく揺れ動いていた。
「は、春菜っ! 春菜っ! お、俺、イくっ!」
「は、春菜?」健太郎が青ざめて言った。
「こ、この声……」夏輝が小さく呟いた。
いつしか春菜の身体の奥深くに埋め込まれた修平のペニスは最高に硬く熱くなっていた。
「イって! 天道くん、私の中で、イってっ!」春菜は上になった修平の背中を強く抱きしめた。
「で、出るっ! 出るっ! 春菜あーっ!」
春菜はとっさに修平の頭を引き寄せ、口同士を強く押し付けた。
「んんんんんんんっ!」修平は呻いた。そしてひときわ大きく修平の身体が跳ね上がった。
びくん!
「んんんんーっ!」二人は唇を重ね合ったまま苦しそうに呻いた。
寝室のドアが静かに開けられた。
「えっ?!」春菜に覆い被さったまま、修平はドアに目を向けた。そこには大きく目を見開き、言葉を失った夏輝と健太郎が立ちすくんでいた。