継承させるべき意思-4
「もういいや!エイッ!」
マミはロータードローンを握ったまま、気合とともに右手を上に突き上げた。その瞬間、マミの全身が眩い光りに包まれた。
せっかく着直した【MANCO】の制服がその光りの作用でかき消された。再び現れたマミの全裸に、研究員たちはミヤコとマミ、それに悶絶してだらしなく足を開いたケイコの誰を観ていいのか迷ってしまった。
迷った結果、主婦好きならミヤコ、OL好きならケイコ、アイドル好きならマミ、それぞれの嗜好に合った淫部に、取り敢えず目を向けた。
光の作用で空中に浮かぶナノレベルの物質が、更に元素レベルまで分解されていく。一旦分解された物質は、光の作用で新たなる物質へと再構築されていった。それが赤く染まりながらマミの素肌にまとわりついていく。マミはお馴染みの赤いハイレグワンピース姿のウルトラレディへと変身した。ただし、研究施設内だったので、サイズは巨大化せずに元のままだった。
ケイコを観られるだけで果報なのに、マミのオナニー、そして伝説のミヤコのオナニー、それにウルトラレディの変身まで観られたのだ。
「うおおおおおっ!」
研究員たちは歓喜のあまりに叫んだ。
そんなことはお構いなしに、ウルトラレディに変身したマミは、手にしたロータードローンを超人的握力で一瞬で粉々にした。
「ああぁ…」
それを見たハルマの膝が崩れ落ちた。
「ごめんなさいね。こうするしかなかったのよ」
研究の成果を台無しにしたのだ。マミはうなだれるハルマに申し訳なさそうに声を掛けた。
「数千万円が…」
「へっ?今なんてった?」
「そのプロトタイプ1機の値段です…」
この時代の物価指数は21世紀初頭と変わりはない。その金額の大きさにマミは目を見開いた。
「あ、あなた、バカじゃないの!」
マミは将来自分が後継者となる組織に不安を持った。
「うふふ…」
オナニーをしながらも、2人のそのやり取りを聞いていたミヤコの口元に笑みが零れた。
「はあ、はあ、もう直ぐイクわよ…まだ、イってない人は…一緒にイってね…」
ミヤコの言葉に、研究員たちは一斉にミヤコに目を移した。まだ絶頂を迎えていない者はハルマ以外には居なかったが、それぞれが数回目の絶頂を迎えるために、ミヤコの淫部に視線を向けながら、肉棒を握り、クリトリスに触れた。
うなだれていたハルマだったが、ミヤコの呼び掛けに反応し、慌てて作業スラックスを下げた。今まで我慢していたが、ミヤコの卑猥な姿を前にして、もう限界だった。ハルマはいきり起った肉棒を握り締めた。
「やあん、立派なモノを持ってるじゃない」
ハルマには呆れた印象しか持っていなかったマミだったが、目の前の立派なモノを見て少し見直したようだ。
ハルマの肉棒でスイッチの入ったマミは、ウルトラレディに変身したままの姿で、股間を被うプロテクターの間に指を入れた。
「はあん…」
指先に勃起したクリトリスが触れて女体がピクリと反応した。マミは更なる快感を得るためにその部分を擦り始めた。もちろん、マミの視線は肉棒を擦るハルマの姿を捉えたままだった。
「ああん…」
その喘ぎに気付いたハルマが目を移すと、潤んだ瞳で自分を見詰めるマミの視線と絡んだ。
ドックン…
心臓が大きく波打った。もうマミの魅力的な瞳から視線を反らずことはできなかった。ハルマの頭からミヤコの淫らな姿は消えて、自分を見ながらオナニーをする少女にくぎ付けになった。
「ううっ、か、可愛い…、ううっ」
今では見る機会のない過去の画像で何度果てたことか。今、世界で一番有名なアイドルの淫らな姿を独り占めにしていた。ハルマの肉棒を扱く手の動きが早くなった。
「ああん、大きい…ああん…あんなに激しく…あああああん」
ズリュッズリュッと激しく肉棒を扱く音と、ピチュピチュと愛液を飛ばす音が、数メートルの距離から交わり、2人はお互いの淫らな行為を見ながら、高みへと登っていった。
「ああん、あああん、いい、いいい、おまんこ、おまんこクラブさいこおおおおお」
お互いに刺激し合う2人を含めて、研究施設の中の人々は、ミヤコのイキ声に合わせて一斉に果てた。
「うううっ!」
呻きと共に、数メートルは飛んだハルマの迸りが、その勢いのままマミの顔を穢した。その瞬間、マミの女体に電気が走った。
「イクウウウウウウウ」