最先端研究施設で痴態-3
「もうやだあ、ケイコおばあちゃんたらあ」
マミに【おばあちゃん】と言われたが、ケイコの容姿は30歳前後にしか見えなかった。それはミヤコの容姿にも当てはまる。この老化が止まる現象はミヤコの女系に共通していて、マミの母親のユウキ・ユイもしばらく前から肌艶の衰えは見えなかった。
それは全てはウルトラレディであるマミの子宮に宿る【光】の為せることだった。
訪れる星々の生命体から、神と崇めらる【光】だったが、時には悪魔と怖れられていた。
人類の想像を遥かに越えた期間、その時々の呼び名のとおり、創造し、また破壊を繰り返していた【光】だが、その正体は遠く離れた銀河から訪れたエネルギー生命体だった。
【光】は訪れる星々で、導き、または破壊をする中で、いつしか対象となる生命体が持つ肉体特有の感情の変化に興味を持ち始めた。
中でも身を捩るほど感情が現れる官能への興味が、いつしか憧れへと変化していき、【光】は肉体との同化を考えるようになっていった。
肉体と同化を望んだ【光】が、脆弱な肉体がそれに耐えれるように、本体から別った小さな【光】を4世代にわたって肉体に吸収させ続けた。その壮大な目論見の結果、【光】の本体はマミと同化を果たすことが叶ったのだ。 そして【光】と同化したマミは、光の使者ウルトラレディに変身した。
「あら、マミちゃんたら腰を引いてどうしたの?顔も赤いわよ」
「えへへ、あたしも思い出してちょっと濡れちゃった」
【MANCO】の制服である防塵防弾のパンツスーツを穿いていたので、ノーパンのケイコように直ぐに弄ることのできない。マミは濡れた淫部に少し刺激を与えるように、内モモに力を入れて割れ目を擦るようにモジモシとしていた。その少しのクリトリスの刺激が、逆にマミをソワソワさせる結果になった。
(あたしもケイコおばあちゃんのように、自由に弄りたい…)
「うふふ、エッチな腰つきだこと。マミちゃんの濡れたソコを想像したら興奮してきちゃったわ。ちょっと失礼するわね」
一旦、淫部に触れたケイコは直ぐに淫らになる傾向にあった。スイッチが入ったケイコは上着とスカートを脱いでその場に座り込み、割れ目の中をクチュクチュと弄り始めた。
「はあん、気持ちいい…」
ケイコがスカートに手を容れたときに、淫乱スイッチが入ることを同行の撮影スタッフのコンドウは直ぐに察知していた。手にした3Dカメラを起動させて、ケイコがそれを始める前から身構えていた。
その3Dカメラが起動するのと同時に、5台の蚊サイズの超小型無音ドローンが飛び出し、ケイコの周囲を目立たぬように飛び交っていた。カメラを内蔵した超小型ドローンは全方向からケイコの痴態を撮影し、コンドウが手にしたメインカメラで集約解析したデータを、リアルタイムの立体映像として3Dモニターに投影させるのだ。
ケイコの淫らなその姿は、そのまま研究施設内の至るところでライブ映像として流され、臨場感溢れる実物の姿のように、3Dモニターに映し出された。もちろん、個々でもその画像が楽しめるように各自の個別ブースにも3Dモニターは完備されていた。
3Dモニターに投影されたケイコの女体の前で、研究員たちは生唾を飲み込んだ。
ケイコが見られる喜びに目覚めたのは、社会人になった頃に体験した、地下鉄の長い階段での露出からだった。階段の上から階下に向かって足を開いたときのゾクゾク感に、ケイコはすっかり魅了され、スウスウした股間の心もとなさがクセになったのだ。
以降、ケイコはことある毎、ノーパンの股間を開いて興奮し、今も研究員たちに見られる喜びに気持ちが高ぶっていた。
「はあ、はあ、見て…エッチなケイコをもっと見てぇ…」
上気したトロンとした表情で、胸を下から持ち上げ、淫口に指を差し容れた。
「ああぁ…いいのぉ…ああぁ」
こうしたケイコの卑猥な行為は、幹部視察の恒例行事で、ある意味慰問を兼ねたこの視察を研究員たちは毎回歓迎していた。初めは観るつもりもなかった女性職員やゲイも多かったが、カリスマ性を帯びた女体を前に、一度観ただけで、その魅力にメロメロとなっていった。
残念ながら、この視察の際の画像の披露は毎回一回きりで、個人的に画像の保存はできなかった。その画像データは厳重に保管されて、幹部の数人しか閲覧できないと決められていた。
自由閲覧が不可となると、それが観れるときの興奮が増すのが常だ。ケイコの痴態が始まると研究施設の至るところが一気に淫猥な雰囲気に包まれた。
ある者は個別ブースの中で肉棒を握り、また、割れ目の中に指を沈めた。所々でカップルとなり、淫らな行為を始める者たちもいた。【O−CLUB】内では、他者に嫌悪感を与えなければ、時間や場所を問わず自慰行為や性行為はフリーだった。もちろん、結果を残さない者にはこの天国の享受はできなかった。
そして、今日の視察はマミも同伴すると事前に通達されていたので、研究員たちはいつもより高揚してその時を待っていた。