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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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お正月-1

それから1週間ほど経って、タクミが家にきた。

年が明けて、2人はラインで

【あけましておめでとう。】

との、やりとりだけしていた。
お正月、タクミは母親と親戚の家に行った。
友達と初詣にも行った。
ちづるも実家に行っていた。
相変わらずちづるは、タクミの1日の行動を、知ろうとはしなかった。

いつものようにタクミが夕方に来る。
ちづるは
「あけましておめでとう。」
と、言いながらタクミを迎え入れた。

いつものように、コーヒーを2人分入れる。

が、ちづるの様子がいつもと、違う。
時々ふと、どこか一点を見つめては、考えている様子だ。
コーヒーを2人分、テーブルに置いたがタクミの隣には座らなかった。
じゅうたんに座る。
何か、言いたそうな顔をしている。
タクミはちづるの様子を伺いながら言う。

「ちづちゃんは、初詣は行ったの?」

「 ん? あ 、うん。
実家近くの神社に、お母さんと行ったよ。
タクミくんは?」

「俺は、初詣は友達と行ったよ。
友達が、明治神宮行ってみたいって言っててー、行ったら超混んでて、ビビったよ。
 って、初詣なら当たり前か。」

「そっか、 、、。」

また、何か言いたそうな顔をする。

「、 、 、、タクミくん」

「ん?」

「話が あるの。」

「、 、、え?」

、 、、なにこの ちづちゃんの

              空気 。

  、 、 、 、、 え ?

      これ まさか 、 、、

「あの、、、言いにくいんだけど、
   、 、、あのね ?」

「、 、 、っ、」

    やっぱり  これ 

        別れ話 ! ?

  え ?   なんで 急に ?

    なんだ !? 

       どれだ !?

       赤ちゃんプレーか !? 

  いや、それ以外も、
  確かにハードな事をさせた感は、
    あるけど、 、、

   、 、、でも、 、、

      いや   俺  

       別れる とか 今

      無理  ! ! !

「 っ 私 、 、、」

「ストップ!ちーちゃん! 
  、っ、!、あ、いや、ちづちゃん!
   ちょっと、、 
      待って!!」

「 、 、、え?」

「俺、 、、ちょっと、気持ちの、、
  整理ってゆーか、

  その 、、 今は 、 

     無理 っつーか、 、」

「  ? 、、? 」

「いや、確かに、前は、

  あれ 、 、夏 だった? 

  ちづちゃんが決めていいとか、
    言ったかもしれないけど、 、、

  今は、違うんだよ、、、。

  全然、違う状況っつーか、
      気持ちってゆーか、、。」

「 ? 」

「 考え 、 、、直してよ。

  俺 、ちづちゃんに、 、、
    もう、
     無理させたりしないから 。」

「、 、、え? 」

「 だから、 、、え ?」

「、 、、 ぁ 。
       別れ話じゃないよ?」

「 、 、、え?」

「 ? あの、 、、」

「、、、別れ 話じゃ、
         ないの?」

「、 、、うん。」

「、 、 、 、 。」

タクミは大きくため息をついた。
安心した様子の後に真っ赤になり、小さく呟く。

「、、、なんだ、、
        違うのか、、。

 、 、、、ぁーーー
  よかった、 、 、、」

「、 、、ごめん。」

「、 、、んーん。
   じゃあ話って、何?」

「ん、 、、うん。 、、、、
あの、 、 、、、、私、 、、」

「 ? 」

「、 、 、 、、 、、、
言いにくいんだけど、 、、、


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