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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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お正月-8

その3日後に、2人はまた夕方にちづるの家で会う。

夕飯はハンバーグ、スープ、魚介のカルパッチョだった。

いただきます、と2人で言っていつものようにお喋りをして、ご飯を食べる。
タクミが言う。

「美味しー。 
料理、本当に上手だよね。」

「普通だよ 。
タクミ君はトマトソースの味が、
好きだよね。」

「え、うん。 
なんで分かるの? 言ったっけ?」

「食べる早さ、とかかな。
 なんか分かるの。」

「 へー。 凄ーい 。
   そういや今日のご飯、
   俺の好きなものばっかりだー。」

「、 、、うん。」

2人は夕飯を食べ終わると、ちづるは2人分紅茶を入れた。

「あ、 、あのね、タクミ君、、」

「 ん?」

「あの、、私、相談が、あるの。
相談ってゆーか、
お願いってゆーか、、。」

「 ? うん 。」

「ううん、やっぱ 相談、かな、、」

「なーにー?」

「、っ、、この、タイミングで、
 ちょっと、言いづらいんだけど、

  その、、 、 、 、
  買い物に、行っていい?」

「 え? 」

  買い物 ? 

「 先生 と、 、、。」

「、 え !?」

  、 、 また、アイツか ! ?

    あの女医 か! ? 

「 なんで!? え ? 
     今でも、会ってるの?」

「いや、あの、、、
    会ってるってゆーか、、、」

「まだ、交流、あるんだ、、、。」

「先生、昔から洋服を選ぶのが苦手らしくて。
私、アドバイスしたりしてた、、。

自分のお店の物じゃなくても、
先生に似合いそうなブランドを教えたり、、。」

「、 、で?」

「それで、、、
 先生、凄く喜んでくれて。
今度一緒に買い物行こう、って。」

「それは、前にも言ってたよね。

、 、、今も、
 交流あるとは思わなかった。」

「今は、1年に3〜4回、くらいかな。
 買い物して、 、 

 その後、ご飯おごってもらってる。」

「 、 、 、、。

 なんで、おごるんだろう。」

「 え? あ、ご飯を?

 んーと、私も最初は
断ろうとしたんだけど、、。
 先生、コーディネートしてくれた
 お礼、って、いつも、、。」

「、 、 、 、 、、。」

「でも、、私、 、、

今、タクミ君が大事だから。
嫌な気持ちにも、させちゃったし。
タクミ君が行ってほしくないなら、、
行かない。」

「、 、 、 、 、、 、
 
  ちづちゃんは、
    行きたいんでしょ?」

「、 、 、 、うん、、。」

「 そー 、、だよね。

、 、、、いいよ。行っても。」 

   本当は、微妙だけど 。

  行くな とは、言えないよな 。

「え ? 、、本当?」

「 でも、 約束して。
  先生でオナニー、しない事。」

「ん、、うん。」

「あと、匂いを嗅がない事。
物を盗らない事。」

「あ、 、、あれは、出来心で、、」

「まぁ、盗りは、しないと思うけど。
 隙があれば、
 匂い 嗅ごうとしちゃうっしょ?」

「、っ、! しないよ 、 、

先生、あの頃と、匂い、違うし、、」

「 ? 匂いが違う?」

「 香水 ? か、分からないけど、、
  変えたみたいだもん。
   あの時に嗅いだ匂いと、
   今の匂い、違うから、 、、」

「 へーーー。 

 チェック済み ですかーーー。」

「 ぁ 。 、 、、っ、」

「 、 、、 、。

まーいいや。
それが、守れるなら、、
行っても、、 いいよ 。」

「ん、、うん! 守れる!!
タクミ君、ありがとう!」

「、 、 、、うん 。」

ちづるは、安心して先生に会えるのを楽しみにしている様子だった。
タクミは、そんなちづるを見つめていた。


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