お正月-7
エッチが終わり、
しばらくちづるはボーっとしてたが
すぐに恥ずかしくなり、トレーナーとパンツを履く。
それから寝室に行って、
戻ってくるとパジャマのズボンを履いていた。
トランクス姿のタクミが、ソファーに座って言う。
「ちづちゃん、いつもすぐに服を着ちゃうよねー。」
「 え ?」
「下着姿とかで、
エッチの余韻に浸ったり、しないの?
まぁ、今の時期は
寒いってのもあるけどー。」
「、 、、そういう もんなの?」
「女の人って、好きじゃん。
そういうの。」
「、 、、
確かに、本とかには書いてあるかも。」
「しなかったの? 過去に。」
「、 、 、、しなかった。」
「そっか 。」
「、 、 、タクミ君、 、」
「 ん?」
「じゃあ、 、、
して みたい かも。」
「、 、、 かも?」
「して みたい です 。」
「 よろしー 。
お布団、行く?」
「、、うん。」
2人は寝室に行って、1つの布団に入った。
豆電球だけついている。
布団に入ってから、ちづるはモソモソとトレーナーとズボンを脱いで、下着姿になった。
タクミが言う。
「 腕枕 。 してあげるー 。」
「ん、 、うん、、。」
ちづるは、ドキドキしながら恥ずかしそうに、タクミの腕に頭を乗せた。
タクミはちづるをじっと見つめている。
それが恥ずかしくて、どうしていいか分からずに、タクミと目を合わさずにいる。
動揺してるちづるを見て
タクミは思う。
あぁ、 、、かわいー、、、。
、 、 、、でも なんか、、
くやしー かも 。
別れ話かと思って
取り乱したトコも
見られちゃったし 。
なんか、俺のがハマってるって、
ちづちゃん 分かってるのかな 。
いや、結構 天然だし、
あんま、分かってない か ?
分かってて、こんな私でも、なんて
言葉 言ったんだとしたら、 、 、
「タクミ君、、」
「 、ん?」
「 腕、痛くない ?
もう、私 大丈夫、 、、」
ちづるはタクミの腕から、下にモソモソとずれる。
「えー ? 大丈夫なのにー。」
「、 、、。
じゃあ、こうしてる、、」
ちづるはタクミの胸に手を伸ばすと、片腕でタクミを抱くような形になる。
ほっぺを、タクミの胸にくっつける。
「、 、暖かい、 、、」
「、 、 、 、、 、はーー、」
あぁ
やっぱ
くやしー 、 、、
「 ?
あ 、 タクミ君、疲れた?」
「 んーん 。」
「、 、そう? 無理しないでね。
私に気にしないで、
眠かったら 寝てね ?」
「、 、 、、うん。」
もう、 、 、
ちづちゃんに
あんま 手の内 見せたくない。
どーにかして、ちづちゃんのが、
俺を好きって、思い込ませる事、 、
出来ないかな 。
そんなん 無理か ?
「、 、、私、頑張って、早く、、
もっと、、ちゃんとした感じに
なりたいなー、 、、」
「 ? ちゃんと って?」
「んー 、、年相応な、感じに、、」
「、、漏らさないで、
紫の下着が似合う、みたいな ?」
「、、、うん 。」
ちづるは目を閉じながら、ウトウトしている様子で呟く。
「、 、 、、」
別に、どっちでもいいのに。
ちづちゃんなら、大人でも
お子ちゃまでも、 、 、 、、。
でも、こんなちづちゃんなら、
いける かも。
思い込ませる事 出来る かも。
「ちづちゃん? 、、」
寝ちゃった か 。
「、 、、、タクミ君、 、」
「あ 眠ったと思ったー。」
「寝れない。
何故なら、 、、」
「 ? 」
「お腹 すいた 。」
「、 、、あ 。」
、 、 夕飯 。
ちづるはクスクス笑いながら言う。
「お雑煮、作ってあるの。
食べよう ?」
「、 、 、うん 。」
ちづるはまた、布団の中でモソモソと服を着る。
布団を出て立ち上がりながら言う。
「出来上がったら、呼ぶよ。
タクミ君、休んでて。」
「、 、、うん。」
ちづるは寝室から出て行って台所に立つ。
「、 、 、、。」
別れるかもって、思ってたのに
ちづちゃん、夕飯用意してたのか 。
『タクミ君が 決めて。』
俺に委ねたよな。
え ?
別れないって、俺が言うって、
予想してたのか?
、 、 、 、 、 、、
いや、お雑煮なんて、普通は
少し多めに 作っておくもん??
あれ? ?
んーーー?
どっち だ ? ? ?
「 っ、はーーー、、、
もーーーー、 、、 、嫌 。」
しばらくタクミは目を瞑っていたが、頭が冴えてきて全く休めない。
台所に立つちづるの元へ向かうと、後ろから抱きついて胸を揉み、ちづるのお雑煮作りの邪魔をした。