お正月-3
DVD の内容は、保健の女の先生と女子高生だった。
保健室のベッドで2人は、抱き合ってキスしている。
『せん せ、 、ん、っんんっ、』
『んふ、、かわいい 、 、、』
DVD の音が部屋に響く。
ちづるは気まずそうにしている。
タクミが、ここに座って、と、自分のまえにちづるを誘導する。
タクミが後ろから抱きつく。
耳元で囁く。
「、 、、。
よりによって、先生と生徒なんて。
これじゃ、想像しやすい ねー 」
「、っ、 、、っ、」
ちづるは耳まで真っ赤になり、うつむく。
「そんなに、好きだったんだー。
買い物したり、するだけで、
彼氏と別れちゃうくらい、、」
「、っ、、ん、、うん、」
「、 、、で、もしかして、
俺が、先生の事を思い出させちゃって、、
みたいな ? 」
「ん、 、わかんない けど 、、
そうかも しれない 。」
タクミは小さくため息をつく。
色々、自覚させちゃった訳ね。俺が。
、 、 、、 あぁ 。
マジ か 。
何故 、 、 、、
タクミははぁっ、と、ため息をついた。
うつむいて、ちづるの背中におでこをくっつけたまま動かない。
「タクミ 君? 」
「んー、 、、?」
「なんか 、 、ごめんね。」
「何が?
ちづちゃん、悪くないでしょー ?」
「ん、、、でも、 、、
嫌な気持ちに、させてる。」
「、 、 、、んーん。
大丈夫。」
「タクミ君は、
なんか、結構、、、
我慢する人 だよね。」
「 え?」
「、 、強い感じがする。
年下なのに。」
「えー? 強くないよ。」
「そうかな、 、、。」
「、 、 、、さっきも、
超、取り乱しそうに、 、」
タクミは、ちづるに別れ話をされたと勘違いした時の自分を、ふと思う。
別れ話された事は、過去に ある。
でも 、、 、
『 考え 直してよ 。』
これは、 、、
始めて 言った 。
あぁ なんか
カッコ わるーー 、 、、
、 、 、 、、
でも、 あれだなー
ちづちゃん
次に誰かと付き合うあてが、
ある訳じゃないのに 。
『タクミ君が 決めて。』
って。
、 、、 、 、
やっぱ 変な所
真面目だな 。
「、 、、別に、卑怯でもいいのに。」
「 え?」
「、 、ってか、
卑怯だなんて思ってないし。
むしろ、 、、」
卑怯者だって、自分で自覚してても、
俺に もっと
執着してほしい 。
「 ? 」
「、 、、なんでもない。」
俺が、じゃあ別れるって言ったら、
、 、 、
ちづちゃんは、平気なのかな、、。
なんか 何気に 平気っぽい 。
、 、 、 、、 、
執着してんの 俺だけ か 。
「あぁ、 、、
去年からの、焦りは、、
終わらない、 、、
いつ、俺、、落ち着くのよ、、、」
「 ? 」
『あっ、、あぁっ、、気持ちいいっ、!』
『んん、、んっ、、』
DVD では、女子高生と先生が、69を始めてお互いのアソコを舐めあっている。
タクミはテレビをちづるの後ろから眺めている。
しばらく眺めた後に言う。
「 、 、、、嫌な気持ちにさせた、
って、思ったの? 本当に?」
「 うん、、。」
「じゃあ、そのお詫びとしてー。
ク○ニ 。 させて 。 」
「、えっ!!?
、 、 っ、、嫌だよ、 、」
「、、ちょっと、だけだから。」
「、 、 、、 でも、 、、」
「じゃー、 、、
こないだみたく、
先っぽ、だけ。」
「 ? 、、え?」
「クリの、先っぽ。
ちょっとだけだから。 ね ?」
「、 、、っ、 、っ、
〜っ、でも、 ぇ、っと、 、、」
「、 、、 、、、。」
いけるかも。
あと ひと押し 。
「じゃあ、それを3分だけ。」
「、っ!? 、 、 、っ 、、
、 、 、 、、 、 い、」
「 い ? 」
「1分 、 、 。」
「、、短い。 3 ふ ん ー !」
「、 、、1分、 、 、」
「えー?
そんなん、すぐ終わっちゃうー!
じゃあ、間を取って2分!
もうこれ以上は譲れない 。 」
「、 、、 、 、、っ、 」
「あ、これね、
漏らさない為の練習でもあるんだよ。
ね ?」
「、 、っ、 、 、
絶対に、2分以上 しない ?」
「しない 。 約束は 守る。」
「〜っ、、 、、っ、 、、
絶対に しないなら、 、、」
タクミは心の中でガッツポーズをした。
「分かってるってー!」
交渉が成立した。