本当の自分-3
タクミはまだニヤニヤして、布団に入る。
ちづるも、気まずそうに布団に入った。
タクミが言う。
「拭いてたらー、
気持ちよくなっちゃったんでしょー?」
「、っ、 、、」
「俺、結構普通に拭いてたよ?
ちーちゃんのエッチー。」
「、 、、だって、 、」
「だって、 何ー ? 」
「、 、 、、タクミ君が、
ちーちゃんって、呼ぶから、 、、」
「 え?
ちーちゃんて呼ばれると、
興奮しちゃうの?」
「、 、違う。
、っ、変な感じ、するの、、。」
「それ、興奮しちゃってるんだよ。」
「、 、、違う。」
「もっと早く、
ちーちゃんて呼べばよかったー。
ねぇ、また赤ちゃんプレー しよう?
ね ? 」
「、 、 、、もう、しない。」
「えー? なんでー?」
「、 、 、、大人だから。」
「大人だからするんじゃん。
大人だからしない、って発想は、
子供だよー?」
タクミが笑う。
「、 、 、 、、でも、 、
おしゃぶりとか、
癖になっちゃったら、 、、
嫌だもん。」
「 え、癖に ?
ずっと、つけたくなっちゃったら、
みたいな ?」
「 うん。」
「、 、 、ちーちゃんてー、
、 、、」
「 ? 」
「やっぱ、変態 。」
「、 っ、!?、」
タクミはちづるのほっぺを手のひらで撫でる。
目を、じっと見る。
「おしゃぶり、買ってよかった。
また変なのにハマっちゃったねー?」
「、っ、!、っ、、」
「ちーちゃん、
おしゃぶりしていいのは、
俺の前だけ。 ね ?
あ、
オナニーする時も
しゃぶっちゃうのかなー ? 」
「、 っ、!
もう、私、
おしゃぶり、しない、 、!」
「はいはい。 しないねー、 、」
タクミは目を瞑り、眠ろうとする。
ちづるは独り言のように言う。
「本当に、 、、もう、、
しない、、」
タクミはそのままの眠った。
しばらくしてちづるも、目を閉じた。
ちーちゃんと呼ばれて、自分がまだ子供になっているような感覚のまま、ちづるは眠った。