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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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27日のプレイ-2

ちづるは、中から鍵をあけて、タクミを迎え入れた。

「今日ね、
ビーフストロガノフ作ってみたー。
初挑戦。」

玄関でそう話すちづるは、青い長めのニットを着ている。
髪を、横で1つにまとめていた。

「いい匂いするー。」

「でしょ?」

「ね、連絡あった? 旦那さんから。」

「え? ないよ。」

タクミは部屋に入り、茶色のソファーに座った。
テーブルにはもう、サラダが用意してあった。

「でもさ、歯ブラシが青じゃん?
俺のやつ。
女友達が泊まりにきてる事が多いって言ってあるんでしょ? 
怪しまれてないかなーって、、
思っちゃった。」

台所に立つちづるの背中に話しかける。

「うん。
多分、自分の私物しか目に入ってなかったと思うよ?」

「確かに、居た時間は短かった感じだけど。」

「でしょ? 
そんなもんだよ。」

「、、、そんなもん、なの?」

「うん。
まー、 あれだよ。
 
恋愛感情なんて、
冷めるのが普通、ってゆーか さ。」

「、 、 、 、 。」

タクミが、少し、考えてるような顔をした。
ご飯をテーブルに並べなから、ちづるはタクミの顔に気がついて、苦笑いしながら言う。

「じゃあなんで結婚したの? 
って、思った?」

「 ん? あー、、、

うん。少し。」

「だよねー。」

ちづるは笑う。

「結婚してみて気がついたよ。
向いてないって。」

「 ? 何に?」

「けっ こ ん に。」

「じゃあ、いつか離婚するの?」

「んー、、 、
まだ、なんとも、、。
相手の家族の事もあるし。

  出来たー、 食べよっ!」

「、 、 、うん。
なんか豪勢だねー。」

「でしょ? 
クリスマスとか、出来なかったし。」

「美味しそう。」

いただきます、と2人は言ってご飯を食べる。
話題は冬休みの過ごし方。
お正月の予定、などを話す。
ちづるのパート先のバーミーは元旦だけ休み、タクミのバイト先のスーパーは、お正月も休まず営業だった。


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