第5話 禁断の門-2
「今回のは少し強力な奴だからな。まあ・・・お前に男が出来たお祝いとでもしておこうか・・・ふふ・・・・・」
注射器の先から液体を少し噴射させながら、不敵な笑みをこぼして峰子に近づく男。
天井に吊るされ、Ⅿ字開脚のままの峰子の後ろに回ると、男はそのまましゃがみ込んだ。
つかさず、峰子の菊門を左手の指先で無理やり開くと、そこに注射器の先を強く差し込んだ。
「う〜!!・・・う〜!!・・・・・・」
無機質なプラスチックの感触の痛みに、峰子はボールギャグの咥えた口元から大量のよだれを垂らしながら悶絶していた。
男は間髪入れずに、注射器のピストンをゆっくり押し込むと、菊門から入り込む液体の冷やりとした感触が、峰子の腹の中から通じる様に伝わっていた。
「ほ〜ら・・・後少しだからな。我慢しろよ」
男は峰子に全てを注ぐと、その注射器を机の上に置いた。
すると、再び峰子の菊門を左手の指先で開くと、今度は右手の人差し指をゆっくりと沈めた。
さらに指先が奥まで入ると、男はそのまま往復させた。
ギュルルル・・・・・・
男が往復させる指つきに圧迫されたのだろう。
すぐさま峰子の腹が、悲鳴をあげる様に鳴った。
「ふふ・・・もうきたか?」
男はそう言うと、峰子の中に刺さるバイブレーターまでも往復させていた。
「う〜!!!!!!・・・・・・」
その瞬間、悶絶する峰子もピークに達して、今まで以上に無い声をボールギャグ越しから上げていた。
思わず内股で堪える峰子。
「そろそろ来るな・・・ふふ・・・・・」
男は、今までにないニヤ付いた表情を見せると、峰子の菊門を往復させていた指先を、力強く突き上げていた。
ブリッ・・・・・・
次の瞬間だった。
峰子の菊門を往復している男の指先の隙間からは、一筋の液体が流れていた。
「よし・・・思う存分出しても良いぜ」
男はそう言いながら、峰子の菊門から指先を抜いた。
ブリリリッ〜!!!・・・・・・
すると、けたたましい音と供に、峰子の菊門からは黄金色が入り混じった液体がもの凄い勢いで排泄され、辺りに撒き散らしていた。
それと同時に峰子もオルガスムへと達して、最高の至福の瞬間も迎えた。
目からは涙が溢れ頬を伝っていたが、それが正志に対する後ろめたさか、それともオルガスムに達した喜びなのか、定かでは無かった。
「ふふ・・・久々の良い香りだぜ。お前の全てを愛せるのは、俺しかいねえからな」
部屋中は、峰子の排泄した異様な匂いで充満していたが、男はそれに動じる事無く、付けていた医療用のゴム手袋を外して、峰子を吊るしたチェーンブロックの鎖を引いた。
峰子がさらに吊し上げられると、Ⅿ字に開いていた脚は大の字の様に開き、その間からは排泄した雫が垂れていた。
「これからもっと可愛がってやるからな・・・お前と初めて出会った時の様に・・・・・・」
男はそう言いながら峰子の前に立つと、付けていたボールギャグを外した。
「はあ・・・はあ・・・・・・」
ボールギャグを外されると、室内には峰子の荒い息づかいが響いていた。
さらに、その口元に目をやれば、堪えた時のヨダレが大量に付着していた。
「15年くらい前だったか?・・・お前と出会ったのは・・・・・・。本当・・・あの時のお前は飢えてたのか知らねえが、俺の与えた餌を豚の様にむさぼりやがる。だから俺は・・・お前をここまで調教して飼い慣らしてきた。ふふ・・・待ってろよ、お前の一番好きな最高の餌をやるからな」
男は、峰子の中に刺さるバイブレーターを抜くと、いきり立つ自分の物をあてがった。
さらに深く挿入して行くと、峰子の左足を右手で抱え上げて、突き上げる様に根元まで納めた。
「はあ・・・はあ・・・・・・」
息を荒らして、男の物を受け入れる峰子。
両手は天井から吊るされ、ただまな板の鯉の様に身を委ねるしか無かった。
それでも、男との行為で到達しえるオルガスムの極みは、峰子にとっての最高の至福であり最高の餌でもあった。
「峰子・・・愛してるぜ・・・・・・」
男は、峰子の髪をむしる様に掻き上げると、激しく口づけを交わしながら腰つきを往復させた。
ブリッ・・・ブリッ・・・・・・
男の物が往復する度に、峰子は便意をもよおして排泄していた。
当然ながら、辺りを見渡せば散らばった峰子の汚物で、まるで地獄絵巻の様になっていた。
それでも、オルガスムの極みへの代償と考えれば、峰子にとっては居心地の良い空間でもあった。
ここまで、峰子を恥辱的行為に駆り立てる様に仕向けた男。
遠い過去を紐解けば、意外な事実が隠されていた。
これから峰子の身に起こる、壮絶な出来事と供に、やがて明らかとなるのだった。
−つづく−