〜 技術その2 〜-4
E 釘接合
木材の部品同士を繋げるとき、一番てっとり早いのが『釘(くぎ)』です。 錐で下穴をあけてから『玄能(げんのう・ハンマー)』でもって釘打ちをします。 学園では、いわゆるハンマーは使わせてもらえません。 重くてすぐ落とし、怪我に繋がるという理由です。 こういう理由づけに対しては、先輩方も私もノーコメント。 ツッコミ処が多すぎて、もう心が麻痺しちゃいました。 で、ハンマーの代わりに、鉛製の立方体に強力なクリップがついた『簡易玄能』で釘をうつそうです。
クリップで乳首を挟み、乳房の先っぽに『簡易玄能』をつけます。 あとは釘の上に乳首と『簡易玄能』をあてて、上に勢いよく振り上げてから叩きつけます。 釘と玄能が真正面からぶつかった時の衝撃はそれなりで、クリップに苛まれた乳首に電流が走ったみたいに感じるそうです。 とはいえそうそう上手く釘が打てる筈もなく。 1本の釘をうつには、釘の頭が木材表面に収まるまで、何十回、下手すれば何百回と乳房を振り回さなくてはいけません。 しかも先端に錘をつけたまま振り回すわけで、特に乳房が大きめな場合、乳房ごと弾んで千切れるくらい苦しいとのことでした。 ちなみにそういっていたのは【B29番】先輩です。 【B22番】先輩はきっと……いえ、なんでもありません。 痛いのは間違いないと思います。
打ち損じた釘は、釘抜きで引っこ抜きます。 のこぎり同様に肛門で釘抜きを咥え、身体ごと傾けてひっこぬくわけです。 括約筋を締めつけるのは勿論、直腸の片側の壁が擦れる掻痒感に耐えることさえできれば、それほど苦労せずに抜けると教えてくれました。
Fねじ接合
小ねじ、あるいはボルトで接合する方法です。 釘と違ってねじ込みした分だけ、木材によっては強度があがります。 学園では主に『+ドライバー』でネジを回しますが、これものこぎり同様、主役は肛門になるとのことでした。
事前に錐でネジの三分の二ほど穴を開けておきます。 2つの材木を繋ぐわけですから、足と手でもって材木をしっかり固定します。 その上でネジをあてがい、真上からドライバーをセッティング。 括約筋を緩めてドライバーを肛門に挿入し、ギュムッ、くいちぎるつもりで全力で締めます。 それくらい強く締めなくては、ネジを回すなんて出来ないそうです。 で、オケツを締めながら腰をひねってネジを回し、もうこれ以上体勢的に難しいところまでいったら、括約筋を緩めます。 ドライバーを落さない程度に優しく包みながら、またネジれるように体を動かしたところで、再度ちぎるくらいに締めつけ、さらにドライバーを回すんです。 これをひたすら繰り返し、アヒルみたいに屈んでお尻からドライバーを生やしたまま、木材の上でグルグル、グルグル回ります。 ネジをつけるためだから、多分30週くらいするんでしょう。 ネジが回らなくなったところで完成です。
こんなことをしなくても、肛門でドライバーを締めつつ材木を動かせばいい――なんて道理は通らないんだろうな、と思います。 あくまで動かすのは『作業するモノの身体』のみ。 繋げる木材は最初決めた場所から動かしてはいけません。 なぜって、ここは学園ですから。 きっと『木材に対する敬意を表すため』とか、そんな理由だと思います。
G 接着剤による接合
木材であればエマルション系列の酢酸ビニル樹脂、あるいはエポキシ樹脂製の接着剤が効果的です。 金属と木材であれば、合成ゴム系接着剤ですね。 接合する材料に適した接着剤を選んでくっつけます。
接着剤の塗り方は、やっぱり手を使わせては貰えないそうです。 手の代わりに接着剤チューブをおっぱいの谷間で挟み、両側から乳房ごしに手で圧迫して、それでもって出てきた接着剤で部品同士を繋げるんだとか。 一応おっぱいを使う理由はあって、手で出そうとするとチューブの一か所に力が掛かり過ぎ、ピュッと勢いよく接着剤が飛び出す怖れがあります。 その点、おっぱいで柔らかく圧迫すれば、必要な分量だけ適切な勢いで取り出せます。 不器用で頭が悪い牝にとって、より適切に接着剤を扱える部位がどこかは明らかだ、というコジツケだそうです。 ということは、殿方はきっと手で接着剤を出すんでしょうね。 器用だし、頭がいいから、なんて理由で。
H 塗装や表面処理
いよいよ仕上げです。 製作品の表面を傷やさび、汚れから守るための作業です。 製品ですから材木板のように平らなわけではありません。 棚、ラック、ブックエンド(本立て)、どれにしたって立体的です。 そんな表面を磨くには、研磨紙をつかって木材の繊維方向に擦るのが一番です。 直接手を使うのは横着で下品とされていて、かといってお尻で磨けるほど単純な構造ではないため、私たちはおっぱいで表面を磨きます。 研磨紙の代わりに、砂粒や粗い木材チップが溶け込んだ『研磨液』をおっぱいに塗って乾かせば、即席の研磨紙が出来上がります。 いえ、あくまで私たちのおっぱいですから、『研磨肌』とでもいうべきでしょうか。 擦ればそれなりに痛いですし、作品の狭い隙間におっぱいを捻じ込むのは苦労しますし、磨く作業は大変です。 しばらく磨いて研磨力が落ちれば、また新たに『研磨液』を足し、何度も繰り返し磨くことになるそうです。
そうして表面を整えたところで、最後の最後に塗料をぬって、ワックスをかけます。 膣で咥えた『刷毛(はけ)』に『ニス』や『塗料』を含ませ、全体を丁寧に仕上げます。 色にむらができないように、下塗りと上塗りの2度塗りが基本。 もし時間に余裕があれば、乳房に布をまいた上でワックスを擦り込む『ふき塗り』をします。 手を加えれば加える程作品は長持ちするため、ここは手を抜かずに頑張った方がいいよ、そう【B29番】先輩はいっていました。