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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 音楽その4 〜-3

 ギュイッ、ギュッギュッ。 ギュィッ、ギュギュギュッ。

 前、後ろ、前、後ろ。 素早く腰を振る先輩たち。 球がギザギザを擦り、間接的とはいえ強烈な振動がクリトリスを苛んでいるのは疑いありません。 それでも腰を振る烈しさに躊躇いなんて少しもなくて、思いきり股間に楽器を喰い込ませながら、一番敏感な部分を擦りつけ、押しつけ、痛めつけるように上下させます。
 
 ギュイッ、ギュッギュッ。 ギュィッ、ギュギュギュッ。

 あれだけ激しく腰を振れば、大概のクリサックは飛んでいっちゃうと思います。 それでも鳴らし続けられるというと、どれくらいクリトリスをキツく詰めたのか想像もできません。 振動もさることながら、狭い場所に押し込めただけでも圧迫は酷いんです。 言葉にならないくらい辛い刺激が常にクリトリスに付きまとっているわけで、この楽器もまた、楽な演奏とは程遠いものでした。 結局2分ほど先輩方はリズムを合わせて演奏してくれて、そのあとサックからクリトリスを引き抜きました。 抜くときは、

「挿入するときはさ、まだいけるんだ。 抜くときがキツイんだよね」

「はい〜。 絶対腫れちゃうから〜本気で引っ張らないと抜けません〜」

 と顔を顰めながら、キュポッ、乾いた音がしました。 おそるおそる先輩の股間を伺うと、スカートの影に隠れていても明らかに一回り大きくなったクリトリスが、痛々しく赤らんでいました。


 ……。


 最後に先輩方が演奏してくれた『編木(びんざさら)』という楽器は、咥えて振るのではなく、揺すって鳴らす楽器でした。 数十枚の板を連ねてから紐を通し、伸縮させて音を出します。 おそらく古代の奏法では、両端を手で持ってから上下に揺すり、板同士を打ち合わせたことでしょう。 それが学園の演奏になると、手が使わせてもらえないため、必然的に乳首と乳房を活用することになります。

「びんざさらは〜端っこのクリップで〜それぞれの乳首に固定します〜」

「このクリップって、学園の中でもトップ級にキツイやつだよ。 泣いたって許してもらえないから、とにかく気合だけは万全にして挟むようにね」

 クリップを開くために力を込める【B2番】先輩の様子が、いかに固いクリップかを雄弁に物語ってくれました。 それでもって敏感な乳首を挟もうというんだから、学園の厳しさには今更ながら頭が下がります。 私たちの痛みに対する苦悶も、乳首そのものも、どちらに対しても何ら価値を認めてくれないですから……。

「いっつ……わ、やっぱ痛いなあ〜……つぅぅ〜」

 音楽の演奏に入って初めて、僅かに【B2番】先輩の眉間に、苦しそうな皺が寄りました。 『びんざさら』は重さもそれなりのようで、両乳首を起点に馬蹄形に垂れ下ります。 しばらく息を整えたのは、きっと痛みに折り合いをつけるためでしょう。 やがて【B2番】先輩は腕以外の身体全体を使って胸を上下に弾ませました。 直接手で乳房を支えられたら随分楽でしょうけれど、手は背中に回したまま動かしません。 胸をはったまま上半身を反らし、垂れた乳房も思い切りよく弾むと、合わせて繋がった『びんざさら』が、

 ジャッ、ジャッ、ジャッ。

 『ギロ』と同じような、それでいて余韻がある音色を奏でます。 ときおり円を描くように乳房を揺すれば、

 ジャララッ、ジャララッ。

 音が連続して長く伸びます。 また、真上から勢いよく胸を振り下ろせば、

 ジッ、ジッ、ジッ。

 音に連続性はありませんが、1音1音は『ギロ』以上にキレがありました。 そうして乳房、そして乳首を酷使しながら数十回『びんざさら』を鳴らし、先輩の演奏は終わりです。 顔は青ざめていて、額からポタポタ汗を垂らしていたのは、激しい運動だったからというよりは痛みのせいだと思います。 あの忍耐強い先輩が顔に出してしまうほど『びんざさら』による乳首への責めが過酷だった、ということです。 そっとクリップを外した先輩の乳首を、私は正視できませんでした。 柔らかいピンク色の乳輪についた金属の痕を考えるだけで、自分の乳首がジンジンしてきて。 先輩が荒い息をつきながら楽器を外す間、まるで自分が責められているような気分でした。


 ……。


 何はともあれ、ただ振ればいい楽器にしても、学園では様々な工夫が必要になることだけはよぉく分かりました。 次は先輩が見せてくれた手本を参考に、私たちが演奏する番ですよね。 喉奥まで咥えるマラカス、膣に挿入と抽送を繰り返すハンドベル、クリトリスを圧迫するギロ、乳首を苛むびんざさら――どれ1つとっても無事に演奏できるとは思えません。 けれど、自分の身体を酷使して手本を見せてくれた先輩の手前、無碍にするわけにもいきません。 そもそも半端な演奏をしようものなら、両先輩は本気で指導してくれますから、許してなんて貰えませんし。 激しいビンタ、的確なでこぴん、そして先輩方が納得するまで延々と続く『やり直し』です。 

 22番さんも、これからの展開は十分分かっているようで、

「じゃ、まずは『マラカス』からやってみよう。 先に22番からどうぞ」

「はい!」

 楽器を差し出す【B29番】先輩に、直立して心なしか気持ちが籠った返事を返します。 

「よおく見ておくこと〜次は2番ちゃんがするんですから〜」

「はいっ!」

 笑顔で水を向けた【B2番】先輩に対して、私も全力で返事をしました。 難しい演技であればあるほど、上手にできるかどうか自信が持てないときほど、せめて返事は元気よく。 私が学園に入って学んだ処世術の1つです。


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