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「数学のお勉強」
【SM 官能小説】

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第十章-1

      第十章

 夏休みが明けて二学期になった。
 九月一日の始業式の日、私が北原泉美から指定されていた服装は、トップスがノーブラに水色のブラウスで、ボタンを上から二番目まで外すように指示されていた。乳首が見えるか見えないかのぎりぎりのラインである。もちろん私は泉美からのこの指示を忠実に守って、ブラウスのボタンを二つ外して登校した。
二学期になっても泉美との数学のお勉強は続いた。私は休み時間に空気浣腸されて授業中に屁をこかされたり、マンコにローターを挿入して地下鉄に乗らされ、車内でスイッチを入れられたりした。
また服装と髪型もますます厳しく管理されるようになった。特に髪は、一ヶ月に一回の割で美容院へ行かされ、その度に二センチずつ切らされた。これだと、伸びる長さよりも切る長さの方が長いから、私の髪はどんどん短くなっていった。
 十月中頃のある日、ふと北見美鈴が私に言った。
「彩香、二年になってから泉美とえらく親しくしているようだけど、あれ、どうかと思うよ」
「どういうこと?」
 私は訊き返した。美鈴は泉美をあまり快く思っていないらしい。
「泉美と親しくなってから、なんか、彩香、変だよ」
「変って、どう変なの?」
「うう、うまく言えないけど。それに彩香と泉美って全然タイプが違うじゃん」
 そりゃあ、サディストとマゾヒストだから全然違うだろう。私は数学のお勉強のことはもちろん美鈴には話さず、
「まあ、クラスも同じことだしね」
 などと適当に話を逸らして流しておいた。
 十一月十二日、土曜日、休日だが合唱部の強化練習があって私は学校へ行った。そして練習が終わると、私は泉美に声をかけられ呼び出された。
「彩香、来週の十五日の火曜日、通常練習の後に数学のお勉強をするからね」
「火曜日の通常練習というと、終わるのが夜の七時ですから、その後でするならずいぶん遅くなりますね」
「うん、十時頃になると思うわ」
「そんなに遅くに何をするんですか」
「それはその時のお楽しみ。とにかく帰りが遅くなることだけ親に言っときな」
「はい、わかりました」
 そして迎えた運命の十一月十五日。この日はブラジャーもショーツも下着の着用が指示されていた。そしてまだコートが必要という季節でもないのに、なぜかコートの着用または持参が指定されていた。
 合唱部の通常練習が終わると、私と泉美は婁山関路駅から地下鉄二号線に乗り、南京東路駅で下りて、外灘に近い和平飯店というホテルのレストランに入った。そしてまず夕食を食べた。
 その後、和平飯店の多機能トイレに二人で入った。そこで泉美はバッグから、ピンクの透け透けのシースルーのミディブラウスと、同じく赤の透け透けのシースルーのミニスカートを取り出した。泉美が自分の顔の前に上げても、それを透かして泉美の顔がはっきり認識できるほどの極端なシースルーである。
「お前は今から、着ているものを全部脱いで、この透け透けのミディブラウスとミニスカートだけで外灘を散歩するのよ」
「えっ?」
 私は青ざめて顔が引きつった。
「下着も脱いで、ですか?」
「当たり前だ。全部脱いでと言っただろ。よく聞いておけ」
 全裸にこのミディブラウスとミニスカートだったら、乳首もマンコもお尻も透けて丸見えだろう。全裸で歩いているのと何ら変わりない。
 外灘は黄浦江の岸に沿って設けられたお洒落なプロムナードで、対岸の浦東の摩天楼群が一望できる。夜でも、この時刻なら、まだたくさんの人がいて浦東の夜景を楽しんでいよう。
「や、やばいですよ、それ」
「また命令拒否か。お仕置きを受けたいのか?」
「いえ、そういうわけでは」
「それなら、さっさと着替えろ」
「はい」
 私は泉美の命令には逆らえなかった。着ているものを全部脱いで、その透け透けのミディブラウスとミニスカートを着た。案の定、乳首もマンコも丸見えである。夏に二回も剃毛された私の陰毛も、この頃にはふさふさと普通の人並みに伸びていた。その陰毛が一本一本すべて透けて見えた。


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