クリスマスのパンコキ-2
欲望はさらに高まり、今度はパンティで肉棒を包んだ。
いよいよパンコキの始まりだ。
ナイロン地のスベスベした感触が肉棒を包み、思わずイキそうになる。綿パンではこの感触は味わえない。
手を動かしながら声をあげた。
「ああっ、あううっ、早苗ちゃん、気持ちいいよ! 君のオマ×コ最高だ!」
パンコキは、ブルセラショップなどで下着を調達して、以前にも何度かやったことがある。
それはそれで実に気持ちよかったが、今、使用しているのは、あの可愛らしい木村早苗のパンティだ。
感激の度合いが全然、違う。まるで本人とセックスしているような錯覚に陥る。
擦るたびに快楽が全身を貫き、ピンクの布地からはガマン汁が滲み出る。
「早苗ちゃん! 早苗ちゃん! 早苗ちゃん!」
店で働いている早苗ちゃんの姿を思い浮かべた。
笑顔で接客している早苗ちゃん、ポテトを取りに来た早苗ちゃん、学校の制服姿で店にやって来る早苗ちゃん、夜の公園で顔を真っ赤にしてパンティを渡してくれた早苗ちゃん……。
どの彼女も可愛くて最高だった。
そして今は、そんな早苗ちゃんとパンティを通して繋がっている。
だから、こんなことを考えてしまった。
早苗ちゃん、今、君は何をしているのだろう?
もしかして、ひとりで過ごすクリスマスが寂しくてオナニーしてるとか……。
俺に脱ぎたてパンティを渡してしまったことに興奮して、俺と同じことをしてるとか……。
俺を思い浮かべて、オナニーしててくれると、すごくうれしい。
もし、そうだったら、俺と君は今、セックスをしているんだ。
聖なる夜のせいか、俺はロマンチックな詩人になっていた。
もらったパンティでパンコキしているキモ男なのに、すっかりイケメンにもなっている。
だから、こんなことを早苗ちゃんに語りかけた。
早苗ちゃん、ちょっと恥ずかしいけど、君に言いたいことがある。
メリークリスマス!
最高のクリスマスプレゼントをありがとう!
俺は君みたいにパンティをあげられないけど、俺なりのプレゼントを君にあげるよ。
それはこれだ!
次の瞬間、俺はザーメンを勢いよく吐き出していた。
当然、汚したくないので、パンティは発射寸前に放す。
どぶゅっ、どばっ、どぴゅっ!
火山の噴火のように精液が吐き出された。
オナ禁してた10日分だから、真っ白くて濃厚なザーメンだ。
気持ちよさも断然違う。
すると……。
「ありがとう。いただくぜ」
どこからともなく、突然、死神デュークが現れて、空中のザーメンをゴクリ、ゴクリと飲み始めた。
すっかり忘れていたが、ザーメンはマスノートをくれたデュークへの報酬だったことを思い出した。
「さすが、ドーテー、キモ男の10日分のザーメンは美味だな」
そう言うと、デュークは俺の肉棒の先端からわずかに出ている精液も舐め始めた。
そして、口に含んで、チュウチュウと吸い出す。
「ちょっ、ちょっと!」
何と死神にフェラされてしまった。
可愛い女の子などではなく、悪魔のような顔をした死神にである。
最初は驚いて腰を引いてしまったが、デュークはチ×コを口に含んだまま話さない。
おまけに、舌が長くて、すごいテクニックの持ち主だったので、
き、気持ちいいーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
さらに二度、三度、四度と射精してしまった。
快楽が全身に走る。
そして、そのままベッドに倒れ込んだ。
頭の中が真っ白になってしまっため、実際、何度射精したか記憶にない。
ただ、今や俺の陰嚢には一滴の精液も残されていないことは確かだ。
精気を抜かれるというのはこういうことだろう。
「ずいぶん、お楽しみのようだったな」
デュークが口もとの精液を長い舌で拭って言った。
「えっ?」
「お前がさっきまでやってた、木村早苗のパンティを使ったオナニーのことだよ」
「み、見てたんですか!?」
「当たり前だろう。ザーメンが発射されるタイミングを見極めなくちゃならないからな」
パンティを舐めたり嗅いだりするだけでなく、頭にかぶったりしていたので、超はずかしい。
それに問題なのは、あの最後のフェラだ。フェラされるなんて話は聞いていない。
そのことに文句を言うと、デュークは、「でも、気持ちよかっただろう? お前もよがって喜んでたじゃないか」と笑みを浮かべた。
確かに、気持ちよかったことは否定しないが、あのグロい光景を思い出すと、今後チンコが勃たなくなるような気がする。
「じゃあ、またな。今度も最低10日のオナ禁を頼むぜ」
デュークは、俺の文句など無視して、そのまま姿を消した。
まるで夢を見ていたかのような出来事だった。
しかし、早苗ちゃんのピンクのパンティはしっかり俺の手の中にある。
それにしても……。デュークはいったいどういう生き物なのだろう? 死神と言っているが、男の精を欲しがるあたり、インキュバス(夢魔)の一種なのかもしれない。
こうして、俺の初めてのマスノート体験は終了した。
デュークにフェラされるのはイマイチだが、マスノートで、欲しいマスネタが手に入るのは最高だ。
ノートに書けるのは、あと9回。
早苗ちゃんのパンティを眺めながら、俺は次に何を書こうかと考えていた。