非常識な男-3
一月後、ようやくメアドを教えてもらい、そこからは一気呵成に攻めた。
そして、ドラえもんから3か月後、初めてのデートに漕ぎ着けた。浩也の母が、友人たちと旅行に出かけ、父親も泊りがけで接待ゴルフというまたと無いチャンスが訪れた。千載一遇の絶好の機会を逃すまいと、絵美は積極果敢に浩也にアタックした。
当然のことながら、この日の絵美の恰好は、露出の大きい『誘惑仕様』、その姿に浩也の男が反応しないわけはない。
絵美が半ば強引に引っ張ったことは間違いないが、浩也をホテルに入れることに成功した。
部屋ではそわそわと落ち着かない浩也に、経験人数は少ないながらも、そっちの面では雲泥の差がある絵美が優しく迫る。
「ドキドキしてる?」
「は、ハイ」
「緊張しなくても大丈夫。ここで待ってて」
そう言って、自分が先にシャワーを浴びに行った。
絵美にとってこれは賭けだった。何とかここまで距離を縮めた浩也との仲だったが、最後の最後でビビるかもしれない。部屋から飛び出して行ってしまうことも考えていた。
でも、浩也も男であることを信じ、先に浴室に入ったのだった。
そういう意味では、絵美の方が緊張していたのかもしれない。
シャワーを浴び終わり、ベッドルームに戻るとうつむいた浩也が待っていた。
(やった!!)
心が小躍りするのを必死に抑え、優しく浩也をリードする。
「浩也くんもシャワー浴びてきてね」
ガッチガチのぎこちない動きでシャワー室に向かう浩也の背中を見ながら、絵美はホッと息をついた。
(ようやく結ばれるのね)
浩也がシャワーから戻ってくる10分が、何時間にも思えるくらい長く感じた。
浴室から出てきた浩也は、なんと全部洋服を着ていた。ホテルに入って来た時と寸分変わらぬ格好に、クスッと笑いながらも
(ああ、なんて純でカワイイんだろう)
また一つ浩也に惹かれる絵美であった。
証明を薄暗く落とし、浩也に近づく。
「キスして」
そっと、顔を近づける。
「う、うん」
浩也は初めてのキスをした。
そこで、箍が外れたのか、慣れない手つきでバスタオルを乱暴に剥ぎ取る。覚悟を決めていた絵美は隠そうともせず、浩也の顔から抱きしめた。
絵美は、ゆっくりと浩也の服を一枚づつ脱がせる。パンツ一枚になった浩也は、初めて女性に自分の裸を見られることに恥ずかしさをみせている半面、股間はパンツを破り、突き抜けそうなぐらい膨張していた。
絵美はブラを外した。ゴクりという浩也の唾を飲み込む音が聞こえた。視線は、絵美の巨乳を凝視している。シャワーの後、普通バスタオルの下にわざわざ下着を着けるなんておかしいことかもしれない。けれど、絵美は意図的にそうしていた。
それは、絵美自身が自ら男の目の前で下着を脱ぎ捨てる行為に興奮を覚えるからである。しかも年下の童貞が初めて女性の身体を直視するのである。素晴らしい興奮だ。そう思いながら巨乳を曝け出す。
続けてパンティを脱ぐ。整えていない、こんもりとした恥毛が浩也の目を釘付けにする。収まりのつかない浩也は、絵美に襲い掛かった。
「待って。あわてないで。浩也くんのも見せて」
絵美はひざまずき、浩也のパンツを降ろした。
浩也の怒張したペニスは、ほぼ90度垂直にそそり立っていた。
「しゃぶってあげる」
絵美は両手で優しく浩也のペニスを包み込み、口に含んだ。ゆっくりと味わうように咥え、スポンと口を離す。
その瞬間、ビクンビクンと波打つ浩也のペニス。と、同時にペニスの先から勢いよく精液が放たれた。
予想もしていなかった。こんなにあっと言う間に射精するとは思いもよらなかった。
無防備な絵美の顔に、ドロドロとした濃いザーメンが容赦なく降り注ぐ。
「ああっ」
声が漏れた。
「ああー」
浩也も声にならない声を出している。
勢いよく飛び出したザーメンは、絵美の鼻の頭を直撃し、2波、3波とほとばしる。前髪を掠め、頭頂部にまでその勢いは達した。
「はあああん」
(浩也の精液で顔を汚されている。初めての女性体験での絶頂が私の顔めがけての発射なのね)
絵美は、浩也の初発射が自分であったことで悦に入っている。
ザーメンシャワーが降りやんだ。うっすらと目を開けると、それでもビクンビクンとペニスは波打っている。先っぽからはザーメンが溢れ出ていた。
精液にまみれた顔を拭くこともせず、汚されたままの顔で、鈴口から垂れかけている残ったザーメンをゆっくりと舐め取り口の中でゆっくりと味わう。
青臭い味がした。ツーンと鼻を衝く強い匂いと、寒天状のドロッドロなザーメンは、顔から伝い落ちることもなく絵美の顔にへばり付いていた。それほどに濃いザーメンだった。
その後、悪戦苦闘はしたもののメデタクSEXまで行き着いた。
慣れないながらも、一生懸命絵美の身体を愛でてくれた。素直に嬉しかった。周囲に変人扱いされる浩也も、一人のまっとうな男だったのである。
その日から、浩也の性的求愛が始まった。
もしかすると身体だけが目的かもしれない。それでも、ここまでにしたのは自分であると自負する絵美には何の不満も無かった。それだけでもいいと思っていた。他の誰かがここまで手懐けることなんて出来やしないという自信もあった。けれど、どこかには不安もあった。だから、求められることは何でもさせた。
中出しがしたいというので、生で中出しさせた。オナニーが見たいというので、目の前で絶頂する姿を見せた。最初の発射が顔面シャワーだったせいか、顔射はことさら大好きだったようで、何発も濃いザーメンを顔に食らった。
スカトロ系には興味が無かったらしく、それを求められることは無かったが、言われればウンチも見せただろうし、浴尿も喜んで受けたに違いない。