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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 音楽その3 〜-3

「何回かしたら、授業終わりまでオシッコ我慢できるようになったけどね。 それでも、モジモジしたり、太腿を閉じて締めようとする素振りだけでアウトなんだ。 まったく何事もない空気を醸しながら必死に膀胱を締めるって、思ってるよりキツいと思うよ。 せいぜい指導されないように、気合をいれてくくらいかな。 出来ることっていえば」

「我慢してると〜声が震えちゃうんですよ〜時々裏声になっちゃったり〜。 そういうのも〜一切見逃してくれませんから〜とにかく気合が大事ですね〜」

 2人揃って『気合』で片付けてしまいました。 でも、きっと本当に『気合』以外は何もないんだと思います。 如いていえば集中力でしょうか。 歌以外に気を取られないためには、歌に集中するしかありません。 どんな刺激が来ようと耐える要素があるとすれば、もし本当にあればですけど、それは集中力だと思います。 

「意外とウンチの我慢はいけるよね?」

「う〜ん、どちらかといえば〜汚しちゃう人は〜少なかった気がするかな〜」

「そうなんだよね。 たまにイチジク浣腸を10分おきに入れられながら合唱したけど、確かに入れられた直後はキツいわりに、しばらくしたら気にならなくなるんだ」

「あたしも〜ウンチを漏らして叱られたことは〜記憶にないです〜」

「慣れてるってのも、ある気がする。 ほら、私たちの担任って、アホみたいに浣腸ばっかする人じゃない? されてるうちに耐性っていうのかな、我慢できるようになっちゃうわけさ」

「そうですね〜。 最初の1週間なんて〜毎日朝から放課後まで、ずっと浣腸されてたし〜」

「表現があってるか知らないけど、鍛えられたっていうのかな、そんな感じ。 クラス全員がお尻にはそれなりに自信あったと思う。 私たちは合唱コンクールの課題曲を連続浣腸で歌ったんだけど、しごかれたお蔭で誰も脱落しなかったもん」

「伴奏の人も〜指揮の人も〜あたしたちと同じ刺激があったんでしょ〜? あたしたちは〜歌っていればいいだけでも〜『にっく』は指揮をしなくちゃだから〜凄いなぁって思うなぁ〜」

「別に……そうでもないって。 歌う方がよっぽど大変だよ。 指揮なんて適当に、手、振ってるだけだもん。 そりゃあ動きは激しいし、その分お腹はゴロゴロいったけど、どってことないって」

「またそんな……曲が終わったとき〜『にっく』は真っ青でしたよ〜。 あれって〜どこをどうみても〜我慢のし過ぎってわかっちゃったから〜」

「ま、まあいいじゃん。 コンクール終わるまでは我慢できたんだから。 終わって教室に戻った瞬間、真っ先に私が漏らしたけどね……」

「懐かしいですね〜。 結局誰も〜トイレまでもたなかったっけ〜」

「多分さ、みんな気を遣ってたんだよ。 クラスのためだって思えば、限界以上に我慢できる。 自分だけ我慢したらせっかくクラスがいいムードなのに、台無しになっちゃうような、そんな感じだったじゃん?」

「みんな頑張ってましたよねぇ〜」


 ……。


 いつにもまして、先輩方がお喋りにのっています。 総じてこの時間は、音楽の特訓というよりは、先輩方の体験談でした。 それでも十分、合唱の内容とハードルは理解できたから、いいと思います。 それにしてもクラスのムードがよくなるっていうと、合唱コンクールって、そんなに盛り上がるんでしょうか? 達成感があるイベントなんでしょうか? 散々排泄を我慢して、或は電気で強制的に絶頂寸前まで追い込まれて、もしくは膣がどうにかなるくらい痒くなるのを耐えて、その上で歌うだけの話です。 ただただ馬鹿らしい時間のように、私には思えます。 仮に合唱が上手にできたとして、幼年学校の時のように感極まって涙をこぼす生徒がいる、とは思えません。 
 
 とにかく、音楽には合唱があること。 そして学園には『合唱コンクール』があることが分かりました。 あとは大過なく、なおかつ優秀な個人成績を修めることです。 合唱コンクールというゴールを意識して普段の授業に望もう。 そう、改めて思いました。


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