〜 音楽その２ 〜-5
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サスシン（サスペンデッド・シンバル）、ハイハット。 クラッシュ・シンバルの片方を水平にセットし、マレットやスティックで叩いてリズムをとる楽器です。 サスシンはプラスチック球がついたキャップを、ハイハットは木製球がついた乳首キャップを、それぞれ両方のニプルにつけて演奏します。
「徐々に大きくしたり、小さくしたりできるのが〜打楽器の楽しいところですよね〜」
ジャ……ジャジャジャジャーン。
ゴシゴシ擦るように乳房を動かしていたかと思うと、乳房の振れ幅が少しずつ大きくなります。 切れ目がない見事なクレッシェンドでした。
ジャジャジャーン……ジャン。
今度はディクレッシェンドです。 シンバルの上で踊っていた乳房が次第に大人しくなり、最後は申し訳のように端っこを叩いて止みました。
なおハイハットは、サスシンに反響を止めるため下板を加えた構造をしています。 この下板をペダルで持ち上げ、シンバル特有の尾をひく音色を止めるんです。 そのためのペダルは特製で、椅子の上にそそり立つエボナイト棒の形状をしています。 この棒を膣で咥え、締めることで下板が持ち上がる寸法だそうです。 パキナとニプルを合わせて演奏する――いかにも学園らしい楽器と思いました。
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スネア・ドラム（SD）、バス・ドラム（BD）、コンガ、ボンゴ。 こういった純粋な打楽器は、それぞれの音に最も近いマレットで自分のお尻を叩くことで再現するそうです。 例えばスネア・ドラムであれば、第３姿勢からややお尻をつきだした体勢をつくります。 その上でケインを構え、お尻が真っ赤になるまで強くぶてば、自然とスネアドラムの音になります。 バス・ドラムであれば、使用する道具はゴムパッド。 重たいパッドで広範囲の尻肉を弾けば、お腹にくるバスドラムの低音が再現されるでしょう。 コンガとしたらスナップを利かせたビンタでもって、ひたすらお尻で奏でます。 ボンゴとくれば、スナップを抑えたビンタで勢いよくお尻を苛めていれば、それなりに可能なんだそうです。 どの演奏でも、自分の身体をフルに楽器として使っており、自分でお尻を叩く痛みなんて眼中にないかのようでした。
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打楽器の最後は『和太鼓』です。 これは教員が奏者になり、生徒が複数で楽器になるという、他とは違った形式と聞きました。 様々な姿勢で太鼓を演じる生徒のお尻を革に見立て、教員が乱打するというわけです。
マングリ返しの姿勢から膝を抱えてお尻を真上にむけると『長胴太鼓』。 バチで体重を込めて叩けるため、しっかりした音が特徴です。
机に登って土下座してから、ジリジリと後退してお尻を机の端からはみださせれば『大太鼓』です。 やや重力にたゆんだ尻たぶを下から上に持ち上げるように叩きます。 音自体もさることながら、一打ごとに揺れる尻肉に見応えがある太鼓です。
第５姿勢から両足を広げ、膣がパックリ開くまで股を割ることが出来れば『平太鼓』が出来上がります。 打ちこむ場所が多い分、微妙な音色を変えて個性的な演奏ができます。 太鼓役からすると膣全体を拡げながら晒しているので、いつ膣をバチが叩くかドキドキが止まりません。 教員は、まさか膣は叩かないだろうなんて甘い予想はどこ吹く風、思いきり膣の中央に打ちこみます。 生徒は漏れなく脳天を痺れさせながら、湿った太鼓音を聞くことになるそうです。
直立してから足幅を広げ、両手で足首を掴んだままお尻を掲げれば『囃子太鼓』になりました。 お尻が斜め上を向いているので、適度に勢いをつけたバチがお尻の谷間にはじけます。 お尻の上半分は脂肪が薄く、叩くとやや乾いた音色になります。 脂肪が薄いくせに叩く勢いは強いため、和太鼓の中では痛みが最も長く残ると教わりました。
……。
さあ、いよいよ私たちの番です。 先輩方はマレットやスティックを装備して、ニコニコと私たちが用意するのを待っています。 タンバリン、カスタネット、グロッケン、トライアングル、太鼓系……どれ１つとして自分の肉体を供せずに済むものはありません。 それでも先輩がわざわざ見本を見せてくれた以上、それなりに楽器をこなす姿を見せたい気持ちはゼロじゃありません。
「……」
チラリ、２２番さんを垣間見ます。 私みたいに考える習慣は、持っていないんでしょう。 既にタンバリンに乳房を乗せ、ロールの練習に入っていました。 こうなっては負けるわけにはいきませんし、私もタンバリンに手を伸ばします。 濡らした乳首でタンバリン・ロール……今日の特訓は特に厳しい予感がしました。