【金澤麗】-3
いつの間にかDVDは女教師が輪姦されるシーンになっていた…女教師は「オチ×チンが欲しいです」と懇願するのだ。何度か見ているから、知っている。
何本もの男性器を女教師にこすりつけられるシーンで、わたしは耐えられなくなってしまっていた。
恥ずかしさより何より…隣に好きな人がいる状況で、自分の欲求が高まっているという事実に。
「うわ、これ、超エロいじゃん」
雪人さんがそのシーンを見て思わずそう言ってしまうほど、とてもいやらしい光景なのだ。
もう、我慢ができない…
「あの…」
雪人さんのTシャツをぐっと掴んだ。
「ああ、ごめん。眠い?」
「ち、違うの」
雪人さんは首をかしげながら、DVDを停止した。
今なら自分から誘えるのかもしれない。
そう思った。
わたしはベッドサイドの引き出しから、大人のオモチャ――紫色のローターを取り出した。
わたしが最近、自分を慰めるために使うものだった。
「雪人さんに、して欲しい」
彼の目を見ることができなかった。
こんなものを持ってるなんて知って、どう思うんだろう。
「いいよ」
雪人さんは少し驚いた表情をして、そう答えたけど、すぐに顔色が戻った。
わたしは隣に座っている彼にローターを渡す。
彼は冷静で、わたしだけ、こんなに恥ずかしがっているの…?
「背中、壁にくっつけよっか」
雪人さんがそう促す。わたしは枕がある方の壁に背中をくっつけた。
雪人さんが、するり、とスカートの中に手を入れる。
この感覚に、びくびくした。嬉しかった。最近は、シャワーを浴びた後のパジャマ姿でしか触られていなかったからだ。
わたしは太ももを触られながら、ゆっくりと膝を立てた。
スカートがめくれて、真紅のガーターベルトとショーツがわたしからも見えた。
雪人さんはわたしの脚をゆっくりと開くと、太ももに何度もキスをした。
もっとひどくされたってかまわないのに。彼は優しい。
「あっ…」
ブブッと振動音が聞こえた。それと同時に、わたしの体が震えた。
ショーツ越しに、ローターが当てられている。