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磯崎恵利子 16歳の受淫 β.
【レイプ 官能小説】

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妖清の旋律-3

 午前二時、恵利子の部屋。

興奮が醒めた恵利子は、アンティーク調ウォールミラーに自身を映していた。

「もうあんなことはしませんから、だから…… 」
同じことが何度も繰り返されていた。
恵利子は自身の行為を恥じながら、何度も身体を洗い清め自身に向き合っていた。
鏡に映るのは“あの時と同じ自分”の姿。

 長袖の白いセーラー服に濃紺のプリーツスカート。
僅かの間に背丈も伸び、胸元は膨らみ腰の括れも増した。
自分でも随分と大人びた印象を受ける。

(同じ制服を着ているのに、何だか別人のよう? まるで自分ではないみたい)
頬も少女らしい丸みを帯びた感じから、幾分こけて女性らしさが増したように映る。

(あの感覚がはじまりだった)
恵利子は大きな瞳を閉じ、想いを巡らせる。


 苦痛と絶望が繰り返される日々の中……

『ああぁ、恵利子、恵利子のおまんこ良いよ』
下腹部に走る鋭い痛みと共に、耳を覆いたくなる言葉が囁かれる。
痛みに耐えかね何度も赦しを乞うも、けしてそれは叶わない。
それどころか男は嬉々として、打ちつける腰使いの淫猥さを増していく。

 いずれ訪れる、脆弱なる瞬間。

『恵利子の膣(なか)に射精(だ)す』
その言葉に身の毛もよだつも、同時に安堵をも得る。
激痛(いたみ)から解放される瞬間(とき)だから……


ミシミシっと、ミシミシっと軋む音が聞こえる。
それはベットが軋む音であろうか?
それとも自分自身が軋む音なのであろうか?

「…… お願いぃ もう、もう、赦してぇぇ お願ひぃだからぁぁっ」
大粒の涙が頬をつたう。
それが無駄だと分かっていても、そう願わずにはいられない痛み。
それがかえって“おとこ”を悦ばせると分かっていても泣きながら赦しを乞う。

いつの頃からだっただろうか?
痛みが薄らぎはじめ…… じきに…… 止んだ。
きっと悲しみで、痛みが麻痺したのだろうと思った。


麻痺していた痛みが、ある時から容を変えてもどる?
痛痒いような感覚、ムズ痒く疼くような感覚。
子供頃に転んでできた“傷”が治る時に似ていた。
もしかしたら……
“傷”が治るみたいに、以前の“きれいな”自分に治るのかと思った。

 それが“馬鹿げた”願いであったことは、少し経ってから恵利子は知る事になる。


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