堕冬の受淫-6
パンパンとリズミカルな音。
後背位で貫く精児の睾丸が、恵利子の内腿と恥丘を叩く音。
『最高だぜ、恵利子』
背後から抱きしめ精児は言った。
狂おしい程の憧憬、欲望が陰茎を奮い立たせ、尋常ならざる想いとなって注ぎ込まれていく。
「熱い、熱いの。あそこが熱くて、どうにかなりそう」
その声色に以前の面影は薄れていたが、不思議と楚々とした魅力は失われていなかった。
狭い蜜壺には悦液が溢れ滑りが増すも、それでもけして陰茎を離さぬとばかりに握り締めてくる。
ギュイギュイと握り潰しそうな圧で蜜壺が絞りこむ。
『ううぅぅ』
思わず精児は、呻きを漏らす。
自らの手で恵利子を堕としたと思うことで、想いへの喜びと強い締めつけの悦びに弾けそうになる。
(遂に…… 恵利子は俺のもの…… 俺の“おんな”)
後背位、望める情景。
臀部を鷲掴みに陰茎を突き立てながら、精児は喜びの言葉を呑み込む。
13歳の時より歪んだ想いを寄せ続けた少女。
目前の双球柔肌には寸分の弛みもなく、その狭間には自らの陰茎が咥え込まれている。
贅肉のない細い腰の括れ。
シミひとつない絹のような細かい肌質の背中では、突き入れられる陰茎の動きに合わせ繊細な黒髪が揺れ動く。
大人の“おんな”とは違う肌、毛穴の手触りすら感じさせぬ程の柔らかな質感。
まだ16歳の美しい肌の艶と張りでありながら、“おとこ”をしっかり根本まで受容れられるようにさえなっている。
再び精児の指先が、先程とは違った角度でチャコールグレイに絞り込まれた菊座を撫でる。
びくんっと、恵利子の小さな肩が跳ね、緊張からか窄まりが固くなる。
それでも指先を拒絶する素振りや言葉はなかったが、指先はあえて繋がり合う部分へと滑り降りる。
抜き挿しを繰り返す度陰茎に絡む、ヌルヌルとした聖蜜を指先で感じ取る。
恵利子の身体は細かな震えで揺れ、火照りを持て余しているようにさえ見える。
「はぅっっっぁ」
切なげな喘ぎが漏れる。
陰茎先端括れ一番太い部分で、膨らんだ二枚貝を押し拡げるよう抜き挿しを止める。
そうしていながら指先をまわし、花芯を探り当て舐ったのだ。
シーツについていた恵利子の両腕が崩れ、より高く尻を突き出す姿勢となる。
それはまるで抵抗の意志の無い、屈服、服従の意志の表れのように思えた。
「いいっ いいようぅ。もっと、もっと、欲しいよう」
しかし恵利子は尻を突き出し陰茎を深く咥え直すと、淫らに腰を振り動かしはじめる。
『あ゛ぁ、ダメだ、そんな真似をしたら』
びくっ びくうぅっ びくぅびくぅ
堪らず、堪え切れずに吐き出した。
今まで経験したことのない、射精感と言えた。
膣底に擦りつけるよう腰を使い、子宮に届けよとばかりの勢いで射精が続く。
恵利子の膣内でそれとはっきり分かる程、おどろおどろしい膨らみが増していく。
夥しい量の精液が、精児の陰茎先端から注ぎ込まれていく。
「あぁん ぁぁああん」
膣内の膨らみに恵利子は、精児の射精を感じ取る。
幼女が甘えるような声が漏れる。
内壁がヒクヒクと震え、陰茎を離すことを惜しむよう痙攣する。