追憶の無垢-1
♪これまでのあらすじ <磯崎恵利子 15歳の受難>から<磯崎恵利子 16歳の受容 platinum girl>まで♪
磯崎恵利子は今春私立校に入学したばかりの、高校一年生15歳の少女。
腰丈まである濡れ羽色の髪に少女然とした容姿は、まるでビスクドールを想わせるほど可憐で愛らしい。
しかしその魅力故に、同年代少年の関心はもとより、望まぬも歪んだ欲望すら惹きよせてしまう。
高校入学間もないある日、登校した恵利子の鞄に見慣れぬ封筒が挿し入れられていた。
中にはスカート内を盗撮した写真数枚と脅迫文が同封されており……
《いつもと変わらず乗車し、指定車両位置に立ち抵抗しない事》
短い文面ではあったが、その内容から盗撮者の明確な目的が、理解出来ない恵利子ではなかった。
迷い、迷いながらも恵利子は、結果的に盗撮者からの脅迫に屈してしまう。
だが、それは狡猾かつ緻密な計画の始まりであった。
《これまでの盗撮物全てと引き換えに、直接会う機会を設けて欲しい。場所は駅のホーム、日時は追って伝える》
数日後、更なる盗撮写真と共に届けられた要求は、エスカレートしていく。
痴漢行為まで盗撮されたことで、さらに追いつめられる。
また、脅迫文冒頭にあった“これまでの盗撮物全て”と言う一文が、より恵利子を混迷させる。
高校入学直前に遭った猥褻行為を指しているのではと、脅迫観念に囚われて行く。
脅迫者と直接対峙する危険性を理解していたが、指定場所が衆人環視の駅構内であることで不安を感じながらも応じてしまう。
しかし脅迫者の目的は当初から恵利子のレイプであり、盗撮や痴漢行為を利用した一連の脅迫は大胆な計画の一部にしか過ぎなかった。
荒唐無稽と思われた白昼の少女連れ去りであったが、卓越した状況判断と綿密な準備によりすべてが筋書き通り進んで行く。
郊外のラブホテルに、撮影機材と共に運び込まれる恵利子。
この時少女は服用させられた薬物により、欲望を叶える“美しい人形”と化していた。
少女の意識が無い中、数時間に亘る男の計画と欲望が充たされ放たれていく。
致死量にすら近い薬物の効果が薄れ始めた時、少女は激しい頭痛と下腹部に残る鈍い痛みから目覚める。
《初めてのセックスがレイプ》
朦朧とする意識の中、取り返しのつかない現実が恵利子を襲う。
しかし悲劇はそれだけに止まらず、過酷な運命が少女を待ち受けていた。
《乱暴されている動画を流布されたくなければ、継続的なセックスに応じて欲しい》
それがレイプ行為を撮影した男から、恵利子への要求であった。
月に二回、恵利子は要求に従わされながら、周到な罠に絡め捕られている事を思い知る。
処女喪失から半年。
強いられる続ける関係であったが、徐々に清らかだった心と身体に“悦び”が刻みこまれていく。
そして変容の萌しを魅せる恵利子には、新たな欲望が絡みつこうとしていた。
何かが、変わりはじめようとしていた……
その矢先、幾つかの出逢（遭）いが恵利子に訪れる。
ひとつは愚直なまでに恵利子への想いを寄せる、同級生少年 不易一文（ふえきかずふみ）との出逢い。
もうひとつは不慮の死を遂げた恵利子の叔父 磯崎一史（いそざきかずふみ）による、姪へ向ける淫らな欲望、怨念とも呼べるものであった。
そんな中、受験失敗の原因をつくった盗撮魔 藤岡精児（ふじおかせいじ）の想いが、過去から意外な形となって絡み憑こうとしていた。
精児は働いていたラブホテル盗撮で、偶然に千章と恵利子の関係を目撃し、そこに至るまでの経緯すら感じ取る。
恋い焦がれた少女の変貌。
処女を奪われ…… その後も関係を強要されていたことに、精児の心は猛り狂う。
しかし、再び動き始めた精児によって……
♪より詳しい内容を知りたい方は、別途掲載中
<磯崎恵利子 15歳の受難>
http://syosetu.net/pc/book.php?pid=book&book_no=6334
<磯崎恵利子 16歳の受容 platinum girl>
http://syosetu.net/pc/book.php?pid=book&book_no=6721
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