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磯崎恵利子 16歳の受淫 β.
【レイプ 官能小説】

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追憶の無垢-2

(どうして私、こんな事しているの……?)
頬に押し当てられた時、醜悪な陰茎を口元にあてがわれた時、指先を伸ばし絡めながら扱き、望んで口中に含み舌先を這わせ咥えていた。
無意識の内に、喉の奥まで陰茎先端を曳き込む。
自ら進んで陰茎を咥えなおし、口中一杯に広がる精液の臭いを感じる。
吐き気すら感じた精液の臭いが、今は何故か不思議なほどに嫌ではなくなっていた。

(……嫌じゃない? 違うっ それは、嘘っ。 うれしい? 今は何故か、それが愛おしく感じ…… ら れ る?)
口の中いっぱいに脹らむ“おとこ”
その先端、張りつめた亀頭の感触と括れを舌先で感じとる。
髪を揺らし、頬を窄め、くちびるで扱き、指先は陰嚢へと伸びて行く。
その全ては強いられ、強いられ続け、教え込まれた行為。

ヒクッヒクっと、陰茎が身悶え、まるで赦しを乞うように切なげな嗚咽が漏れる。
繰り返し、自分の名を呼ぶ声が遠くで聞こえて来る。
徐々に意識が薄らぐように感じる。
震える陰茎の感触は嫌いじゃない。
いやっ、むしろ好きであった。
饐えた腐汁の臭いすら苦でなくなり、粘度の高い精液すら嚥下出来る。


 はっきり覚えているのは、そこまでであった。
気がつくとラブホテルの一室で、背後から貫かれている事をその感触から思い知らされる。
そうして揺れる視界の片隅に、制服と下着を捉える事ができる。

(脱ぎ捨てられたのか? 剥ぎ取られたのか?)
今となってはそれを知る術は無いし、どうでもよい事のようにも思われはじめている。

時折切なげな声を漏らし、荒い息遣いで男は腰を打ちつけてくる。
口中には生臭く饐えた臭いを感じる。
おそらく、白獨した欲塊を喉元へ注ぎ込まれたのであろう?

不自然なほど明るく感じられる室内には、“おとこ”と“おんな”とが交わる生々しい音が四方の壁へと沁み込んでいく。

(嫌っ、嫌ぁっ、自分がおかしくなっていく)
背後から打ちつけられ、抜き挿しが繰り返される度、内壁をなぞり上げられる。
膣孔に熱が篭もりはじめ、身体が火照り疼いてしまう。
呼吸を整え思考をまとめる事を試みるも、かわりに深い吐息を漏らしてしまう。

揺さぶられる視線をなんとか右に逸らすと、壁面に掛けられた大きな鏡に赤裸々な情景が映り込んでいる。

 ぼんやりとした意識がハッキリとしたのは、男の両手が胸元に伸びた時。

「良い具合だ、堪らないっ、今にもっ 噴き零れそうだ」
ぎゅぃぎゅぃっと両胸を揉みしだきながら、覆い被さる男は耳元で乱れた息遣いで囁く。
陰茎の高まり、滾り、その熱を膣内で感じる。

《受け容れろっ! 受け容れろっ!》
先程、喉奥で感じた感触、亀頭が膣底をなぞりながら、そう問い掛けてくる。

「ぁああっ もっとぅ、もっとぉぅ」
異なる意識が、言葉となって溢れ出る。

満面の笑みを浮かべる男と、鏡越しに視線が交錯する。
もう、逃れる事は出来ない。

「どうして欲しい?」
願う言葉とは異なる応えと共に、突き立てられた陰茎が膣内で弧を描きはじめる。

「はぁぁぁ――――っ あっあっあ゛ぁぁっ―― 」
掻き回される。
尋常ならざる情念篭もる陰茎によって、膣内に歪な弧が描かれる。

しかし異星人のように悍ましく、欲望の赴くまま快楽を貪り蹂躙したそれも、間もなくこと切れるのである。
欲望は吐出先を求め湧き上がり、白獨した欲塊となって極薄無形の容器へと撒き散らされる。
陰茎が脈打つたびに、容器はおどろおどろしい脹らみを増して行く。

 ……その瞬間、少女は想うのである。


(どうして、わたしだったの?)
さんざん辱められた男に向かい、そう問い掛けてみたかった。

下腹部に息衝く陰茎は、繰り返しその欲望を吐出し続け暫しの休息に就いている。
ベット枕元には想いを誇示するかのよう、夥しい量の精液が注ぎ込まれたコンドームがふたつ無造作に並ぶ。


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