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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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ファミレス-1

ちづるは、茶色のポーチからローターを取り出そうとしていた。
スマホが鳴る。

 、 ? 、

「もしもし?」

「あ、ちづちゃーん? こんばんは。」

「うん、 どしたの? 」

「ラインきたからー。気になって。
なんか、用事だった?」

「んーん。
なんとなく、ラインしただけなの。
ゴメンね。
タクミ君、外でしょ?」

「んー? うん、。
ねー、本当?
、、、もしかして、ムラムラしちゃったんじゃなーい?」

、 、 鋭い 、 。

「違うよ。本当にラインしただけ。」

「ふーーん、 、 。 
  ね、今から行っていい?」

「え、? なんで?
、、友達といるんでしょ?」

「でもー、もうずっと遊んでたし。
そろそろ帰ろうと思ってたから。
 ね? 行くよ。」

「、 、 ん、、、うん、、。
でも、無理しないでね? 
お友達にも、悪いし、、。」

「なんかー、皆もそろそろ帰る感じだしー。 
あ、行くまで1人でしちゃ駄目だよ?」

「、 、 、 うん、。」

「、 、 やっぱり、
ムラムラしてたんじゃん。」

「、っ、!、、」

「ちづちゃんてー、分かりやすーい。
すぐ行くね。」

「、 、 うん、。」

タクミは電話を切り、席に戻った。
友達に言う。

「俺、そろそろ帰るー。」

タクミの男友達が言う。

「え? なんで?」

「夜だしー。眠いしー、 、 。」

「明日、日曜なんだからいいじゃん。」

「ちょっとー、、 、
人と、会うから、。」

「え? 女? あ、由佳? 
別れたんじゃないの?」

「由佳じゃない、。」

「え、彼女!? 誰よ?」

「えー、、 、秘密ー。」

「はー!? なにそれ、、。
せっかく皆いるし、あと10分だけ居てよー。
ねぇ、タクミ君、そろそろ帰るって〜。
最後にタクミ君に、
聞きたい事ある人〜 いる? 」

女の子達も、タクミが帰る事を寂しがっている様子だった。
ショートカットのかわいい顔をした女の子の1人が、こう言った。

「じゃーあー、
皆に聞くから、順番に答えてね。
定番ネタだけど〜!
甘えるのが好きか、甘えられるのが好きか。
 じゃーあー、健君から〜!」

1人づつ答えていく。
タクミの友達も、女の子達も、盛り上がっている様子だった。

  、 、 、。

  あ。
    そーだ 、 、 。

タクミはテーブルの下でスマホを持つと、ちづるにメッセージを送った。

【好きなエロDVD 、観ててね。】

ちづるから返信がきた。

【分かった。】

【1人でしようと、してたんでしょ?】

【んー、、 少し。】

【少しの意味が分かんないんだけどw
ちづちゃんは、
やっぱ性欲強いよねー。】

【強くはないってば(>_<)】


タクミはスマホを観て、ニヤニヤしてしまいそうになるのを噛み殺した。

「タクミ君の番だよ!」

ショートカットの女の子がそう言い、タクミはハッとした。

「、、ん? あー、俺? 
えーと、甘えたいか? 
甘えられたいか? だよね、。

んー、 、と、 、 、」


 
 ふと、ちづるの声が聞こえた。



『、、、、、抱っこ して、、』


    、 あ  。


「、、、甘えられたいかなー。」

「そーなんだ〜!」

「じゃあ、、俺、そろそろ行くわ。
またねー。」

タクミはお金を置いて、店を出た。


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