普通の人 4-1
タクミはしばらく、頭を撫でてちづるを抱っこしていた。
「あとはー? 何か、ある?」
「、、、疲れたから、、、
お布団で寝たい、、。」
「 あぁ 、
じゃあ、俺、帰ったほうがいい?」
「、、、、」
「 ? 」
「、、、
お布団、、
一緒に、入って、、、。」
「、うん、、。」
2人は手をつないで寝室に移動した。
2人で1つの布団に入る。
横になってしばらくすると、ちづるは眠った。
タクミは自分の頭を手で支え起こしている。
ちづるの寝顔を眺めて思う。
、 、 寝るの 早いなー 。
、 、俺、お父さん みたい。
、 、ちづちゃんは美人だけど、、
色気は ない。
100パー 、、 ない。
色気で男を誘惑する事は
ないな。
、 、 でも、 、
タクミはちづるの寝顔を可愛いと思うと同時に、少し憎たらしくも思えた。
ちづるのほっぺを軽く指でつまむ。
すると、少しだけピクッと眉間にシワがよった。
タクミはふっ、と笑い指を離し、ほっぺを撫でた。
、 、誰も、ちづちゃんが、
萌ぇー 、、 事に
気がつきませんよーに、。
、、、 っつーか。
「なんかー 元気になってきたー
寝込み襲おうかなー、、、」
タクミは独り言を言ったが、ちづるは起きない。
「ま、いいや。」
ちづちゃん起きたら、、
即効 エッチしよ。
タクミはしばらく、ちづるの寝顔を眺めてから一緒に眠った。