第二章-2
つぎは、ジャグリングチ−ムだ。
ピエロは、定番だ。
ゴリラのぬいぐるみが大きなリングを幾つも空中に投げては
何回転もさせる。
つぎにやってくるのが華やかな笑顔の奥様チ−ムだ。
奥様たちは、額を魅せるようにして黒髪をうしろに
纏めている。
カメラおやじのカメラやビデオが一斉に向けられる。
おじさんたちは、ファインダ−のなかの奥様に大興奮だ。
優しそうな目元も好いが、赤い紅の似合う唇も好い。
レオタ−ドの胸元は、深いV字だ。
ミスインタ−XXXの日本大会で美女たちが着せられていた
エロ水着と変わらない。
もちろんV字が大きく盛り上がっている奥様ばかりだ。
はじめて撮影に来た乳房マニアのおじさんは、
V字にズ−ムインだ。
今のビデオは、性能が良すぎる。
V字から溢れた豊艶な乳房がアップになってしまう。
それが奥様の動きにあわせて揺れる、揺れる。
すこしビデオをパ−ンさせると、薄いレオタ−ドから乳首まで
透けて魅えてしまう。
スゲ−乳してるな。
あまりの迫力にビデオを落としそうになる。
秋山富士夫は、お尻と魅惑的な割れめ専門だ。
ビデオは、菊雄ちゃんにまかせ慣れたカメラを使う。
メインデッシュは後に残しておく。
5、6人いる奥様のなかで一番長身の佐和子をねらう。
カメラは、セミロングが似合う背からウエストを通り
少し大きめヒップを捕らえる。
ヒップの多くは、レオタ−ドに覆われているが、形の良さは、
想像できる。
脚線美を動かすたびに零れる下尻は、部下の奥様たちに負けない
ぐらいの張りがある。
富士夫のシャッタ−が止まらない。
お顔の魅える位置のほうに移動して、太腿をアップで写す。
若作りのボスは、2チャンネルに3P番長と書いてあった。
佐和子の後ろで、笑顔を魅せているのが雅美だ。
プロポ−ションの良さにカメラを持つ手が震えてしまう。
おやじたちのビデオやカメラが集まる。
X字の胸元からは、白い膨らみが富士夫を楽しませるように
露出している。
興奮しながらシャタ−を切る。
男の性だ。
ハイレグの太腿にカメラが向かう。
肉付きの好い腿が黒のハイヒ−ルに延びてゆく。
あのエロ腿にでっかい顔や勃起したチンコを擦り付けたら
どんなに美味なんだろうか。
まわりのオヤジたちも息を呑んでるようだ。
「ケツ、ケツ」
オヤジの太い声に、興奮から覚める。
雅美のしなやかな背がレンズに入る。
カメラを下に向けると富士夫の想像どうりレオタ−ドから
惜しげもなくヒップが零れている。
ハイレグで歩けば、蕾のほうに生地が食い込むのは当たり前だ。
双尻が自慢げにプリ、プリと自己主張をしている。
雅美は、上品さを保ちながらケツ剥き出しの衣装を見事に
着こなしてしまう。
富士夫が震えながらシヤッタ−を切りまくる。
俺の女房すごすぎるよ。
雅美の姿を見送ると
「水を飲んでくるよ」
菊雄ちゃんに声をかける。
おじさんやおばさんを分けるようにして、人ごみの外にでる。
電柱に寄りかかりながら一休みだ。
ジ−ンズのなかでペニスがパンパンだ。
ブリ−フにザ−メンが漏れているかもしれない。
カメラのなかには、雅美のマン筋まで収められている。
ダメダ、つぎに雅美を魅ったらあのケツに顔を擦り付けちゃうかも
しれない。
富士夫は、40歳のとき強姦で喰らっている。
出発地点にあった保険の案内のテントに行こう。
雅美を買うぞ。