リーダー君-1
放課後。
教室から廊下に出ると由佳が、またタクミを用具室へ誘う。
「今日もバイト?
1時間ぐらいなら、平気でしょ?、、行こ?」
と、言ってきた。
バイトはあるが、タクミはとっさに嘘をついた。
「、、、んーん。
バイト休みで、家で女の子待ってるんだー。
だから、もう帰る。」
「、、、そう。」
「また明日ー。」
そして、学校を出た。
タクミは家に戻った。
スマホでゲームをやる。
夕方、バイトの時間に合わせ、家を出た。
自転車でバイトに向かう途中、ふと、
ちづるの小5の時の事を考えた。
俺はやっぱリーダー君の気持ちのが分かるなー。
好きで好きで苛めちゃって。
そんで告って、「一生嫌い」なんて言われたら俺なら泣いちゃうわ。
タクミは自転車に乗りながら、哀れなリーダー君を思い、ふっと、笑った。
でも俺ならグループで苛めない。
絶対に単独で 苛める。
んー、、なにして苛めるかなー。
小5 、 、 。
とりあえず、押し倒す?
いや、でも、、
それした所でSEXできねーし。
暗い部屋に引っ張り混んで、、
キスしちゃう。
それか、、、
後ろから抱きついて、匂いをかぐ。
うん。、 、 これ、近いな 。
そんな、くだらない事を考えていた。