お皿洗い-1
「この娘かわいーよねー。」
食事が終わって、二人はテレビを観ていた。
ちづるの好きなバラエティー番組だった。
「うん、最近よく出てるよね。」
「この番組始めて見たー。」
「そうなの?
私、結構好きでいつも見てる。面白いよ。」
「へー。」
「ゆっくり見てて。あたし、お皿洗ってくる。」
7:30
ちづるはカチャカチャとお皿をさげて、台所でお皿を洗い出す。
タクミは、ちづるの背中にソファーから声をかける。
「ねー?俺、洗おっか?夕飯ご馳走になったし。」
「ありがとう。でも、大丈夫。」
「えー、でも悪いじゃん。」
「いいの。気持ちだけもらいマス。」
「俺が皿洗うの下手だと思ってるでしょー?」
「んーん、。
あ、でも、それもあるかなー。」
「やっぱり?ひどーーい、、。」
ちづるはお皿を洗いながらクスクス笑っている。
しばらく、タクミはテレビを観てる様子だった。
ちづるはお皿を洗い終わった。
振り向くと、近くにタクミは立ってた。
「、わ!、、びっくりした、、。」
「終わった?お皿。」
「え、?うん、、。」
近い、、。
あ。
やっぱり背、高い、、。
「ちづちゃん、エプロン姿もかわいー。カレーの時は着けてなかったよね。」
「ぅ、ん、、。洗い物、する時はつける、、。」
「そーなんだー、、。
ね、抱きしめていい?」
「ぇ、、あ、。」
、あ 。
でも、
まずい、、!
タクミは優しくちづるを抱きしめた。