面接した日-1
次の日。
ちづるはパートの面接を受けた。
「結婚前はアパレル関係のお仕事をされていたんですか。じゃあ、接客は大丈夫そうですね。」
と、その日にすんなり採用が決まった。
とりあえず、来週から週に3回、お昼の時間帯で働ける事になった。
よかった、、。
夫の隆史には、働く事は言っていない。
隆史に離婚の意思があるのかないのかは分からない。
駅近くのドーナツ屋でお昼を食べた。
本屋と洋服屋を見て、夕飯の買い物をして帰ってきた。
夕飯を作って食べる。
今日はちづるの好きなテレビ番組がやっていた。
お風呂に入る。
身体が、風呂あがりで温かいせいか、少しボーっとのぼせていた。
、、、そういえば。
1人でしてないなー、。
ずっと。
あの日から、、。
タクミと会ったのは2週間前。
ちづるはオナニーをしていなかった。
、、前は、週に3回ぐらい、、
してたよね、あたし、、。
ちづるは、なんとなく怖かった。
オナニーをすれば、必ずタクミを思い出すような予感がしたからだ。
思い出せば、あの恐怖の15分と自分のドロドロした部分を確認してしまうような気がした。
、、、でも、今ムズムズするし、、。
久しぶりにしようかな。
ちづるはDVD をつけようとした。
だが、ふとタクミの顔が浮かび、やめた。
ローターだけあてて、イッて、、。
それで寝よう。
そう考えた。